直葬 [2012年3月13日12:03更新]

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福岡市博多区板付付近を車で走っていると、道路沿いに「福岡直葬(ちょくそう)センター」なる看板が眼に入り、疑問に思って確認すると、間違いなく葬祭を行なう業者であった。



耳で聞く限り「ちょくそう」は、一般的にメーカーから消費者へ、小売店などを介さずに商品を届けるシステムを考えるが、この施設は病院などで亡くなった人を、法律で定められた24時間遺体を預かり、その後近郊の葬祭場に遺体を運ぶ業者で、通夜や葬儀を省いて簡略化を目的に設立されている。

東京では様々な人が多数住んでおり、最近の傾向として核家族化や少子化が進み、また亡くなった人が高齢の場合は、親戚や友人知人の数も少なく、一般的な葬儀の必要性が無くなって、簡略した葬儀が全体の30%を占めているようで、福岡の葬儀社も直葬の増えることを想定して始めたようだ。

50年前の福岡市人口は70万人前後であったが、現在は倍の140万人を超えており、都市化が進み自宅での孤独死もニュースで知る時代で、なんとも寂しい話である。

最近は家族だけで行なう家族葬が流行っているが、故人が生前に数多くの施しを行なっていると、恩を受けた人が何人も葬儀後にお参りに来て、留守が出来ないと言った家族の話も聞いたことがあり、人の最後は相応の儀式も必要と思う。

葬儀の世界にも価格競争が導入され、社会事情の変化から直葬も必要だろう、ちなみに直葬価格は20万円前後と言われるが、亡くなった人に選択の自由はない。