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冷蔵技術がまだ発達してない数十年前に、明太子の保存方法として、辛子明太子が「ふくや」の創業者によって開発され、今や福岡の名物として、全国ブランドに成長した。東海道新幹線が大阪、広島を経て博多まで延伸し、開通してからは辛子明太子が博多土産として、菓子を抜いて急速に売上を伸ばす一方、後発メーカーが続々と誕生し味を競い始めた。
原材料は魚の産卵期に集中するだけに、仕入時期に大量の資金が必要となり、原卵を販売する商社と仕入れる製造販売メーカーとの間に、業界特有の不透明な商習慣が現在でも続いており、資金操作の失敗で破綻する例も多い。
今では東北や北海道の業者も製造に参入、年々福岡のメーカーが占めるシェアは低下しており、辛子明太子を利用した新商品の開発も、県外業者の方が進んでいると語る関係者もいる。
販売競争が激しいだけに、原料費の値上げを商品に転嫁できず、資金繰りが悪化している業者も出始め、特に数年前の年末に倒産した「博多まるきた」の後遺症を、未だ引きずっている業者も少なくない。
年末に向かって贈答品の仕込みが始まり、大量に買い込んで破綻する計画倒産も考えられ、勝ち組負け組みの線引きも進むところから、業界において販売先の見直しが検討されている。
中には既に、銀行借り入れのリスケジュールや、粉飾決算を行っている業者の名前も浮上し、金融機関からの融資もストップしている例もあり、取引には慎重な事前調査が必要だ。こんな記事も読まれています

