終戦記念日 [2012年8月17日12:26更新]

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マスコミは8月に入ると、広島や長崎の原爆にまつわる話を掲載し、8月15日は終戦記念日の特集記事を報じている。

今年の地元紙は29面に、九大医学部の生体解剖事件に関して、当時医学生だった東野利夫氏のコメントを中心に、出版した小冊子についても触れていた。この事件に関係した日本軍や九大医学部の医師などは、戦後の裁判で処罰されたのは言うまでもなく、中には自ら命を絶った医師もいたほどの痛ましい事件だった。

しかしこの事件にはもう1つ、表に出て来ていない話がある。その場に偶然立ち会っていながら、何故か名前が浮上せず罪に問われなかった医師が居た。

その医師は東野利夫氏の小冊子にも名前が出ていたはずだが、戦後数十年にわたり中央区で小さな医院を経営しながら、罪の意識を持ち続け、生命保険会社の嘱託医としてひっそりと生活していた。

一方、福島原発事故でいろいろな報告書が作成されているが、今はまだ様々な制約で縛られ、原子力発電の怖さが語りたくても語れない、多くの関係者の証言を誰かが取材し残すことが、原子力発電所を作ってきたものの責任だろう。

いろいろな事件も時間が経過すれば必ず風化するもので、かつては人の噂も75日と言われていたが、最近は余りにも事件が多すぎて、噂の消えるスピードも速くなっている。