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事務所の郵便受けには、数多くのフリーペーパーやチラシが毎日のように届けられるが、ゴミ箱に直行するものも少なくない。
先日、ピンクの表紙が余りにも綺麗で手に取ると、過去に何度か手にしたことのある、フリーペーパー「エルフ」の37年続いた最終号で思うところもあり、これまでの37年間を振り返ってみた。
創刊した昭和51年は、天神地下街誕生と地下鉄開業で福岡が大きく発展する幕開けで、編集者も面白い時代を歩いたと思う。
中でも37年の間に、読者である女性の考えも随分変り、恋愛、結婚事情をタイムトラベルした記事は面白く、興味深く読ませてもらった。
創刊当初の頃に紹介した飲食店も、廃業や潰れたところがある一方、二代目が引き継ぎ大きくなって繁盛している店もあり、取材で走り回った女性記者も思い出深いことだろう。
元気都市福岡に地方から出てきた女性にとって、「エルフ」で得た情報は大いに役立ち、ビジネスや生活の方向を照らしてくれる、灯台の役割も果してくれたのではなかろうか。
エルフは休刊しても、発刊に携わった人の中には、何時までもその精神が生きており、誰かが新しいものを発刊する原動力になることを願う。こんな記事も読まれています