弁護士の活用 [2014年3月24日18:54更新]

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「人生で持つべき友人は、医師と弁護士、そして銀行家」という諺がイギリスにあるが、個人情報保護法が施行されてから、これを逆手にとって活用している詐欺師がいるから驚きだ。

この詐欺師、日本でも有数の名家の末裔と称し、水戸黄門では無いが紋所をフルに活用し、一方で公的組織と勘違いするかのような紛らわしい名称の組織名を使って、中小企業の経営者から手形を詐取しているもので、以前騙された何人かの被害者から話を聞いたことがある。

その後逮捕されたはずで、裁判の結果は聞いていないものの、あれだけ世間を騒がせた事件で執行猶予は考えられず、実刑が科されたはずだが刑務所で服役していたとは思えず、どうやら裁判所まで騙したようだ。
顧問弁護士を使って医師を丸め込み、病名は定かでないものの、ニセの診断書を裁判所に提出、刑の執行を中断して刑務所から出所し、今でも福岡の街を闊歩している。

情報公開制度で刑の執行中断申請書類を開示請求、しかるべき医師の診断を受けさせて、病気がニセと判明すれば、裁判所も驚いて収監の手続きを取るのではなかろうか。

個人情報を尊重するのも良いが、詐欺師の顧問を勤める悪徳弁護士を利用して、詐欺師が更に詐欺行為を重ねて、真面目な裁判官が多い裁判所まで騙すのを、見逃すのは余りにも不公平ではなかろうか。