2014年 夢みるこどもキャンペーン~「わたしのかなえたい夢」 [2014年8月9日18:25更新]

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特選 「ぼくの武士道」

福岡市立赤坂小学校5年

下村 一真

 

「義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義・克己心」

これは武士道の八つの教えだ。

ぼくは、一到館の剣士として、剣の道を学んでいる。ぼくが特に大切にしている教えは「礼」「仁」「義」「勇」の四つの教えである。

「礼」は、礼儀作法のことだけではない。つねに相手に心を持って接すること、つまり、悲しみも喜びも分け合い、相手を思いやる気持ちがあるということだ。心がなければ「虚礼」といって、うその礼になってしまう。

ぼくも、この「心」が一番大切だと思う。

剣道では、この「礼」を大切にしている。

試合で勝つためには、強い心が必要だ。でも、人を思いやる「礼」の心がなければ本当の意味の勝利ではないと思う。

 「仁」は、愛や人を許す大きな心だ。

ぼくの母は、よく「人を許す大きな心を持ちなさい。」と言う。

「仁」がなくては「人」ではない。つまり、どんな時でも、思いやりや優しさは、人間が人間らしく生きるために必要なものだという教えだ。

 一到館の先生は、道場の子が、命令口調で友達を注意した時、

「今の言葉には思いやりの心はあったのか。」と言う。

ぼくは、少しの事でおこったりしないで大きな心を持つ剣士になりたい。

 「義」は、正しい事をする、「武士道」の中で、最も大切な教えであり自分の損得ではなく、人のためになることをするということだ。

 「勇」は、気力が強く、勇ましいことだ。

 勇気は、危険な事をすることではなくて、正しい事を行動にうつすのが本当の勇気だ。

武士道は、正しい事をするために、命をかけていたという。今のぼくは、命はかけられないけど、正しい事を実行したい。

ぼくが思う「武士道」は、正しい事思った事を辞書で引いたり、本を読んだりして調べてみたら、ぼくの生活にどれも大事なものばかりだった。

 ぼくは、今年の四月から道場のキャプテンだ。試合の時、仲間の選手達のために、後はいのために、ぼくにしかできない事があると思っている。

いつも「武士道」の教えを忘れずに最高の剣士になりたいと思う。