肝臓の腫瘍摘出手術のため、東京都内の病院に入院していた、小川洋福岡県知事は術後の経過が良好といわれ、15日に退院して帰福、中央区白金の知事公舎で10日間の療養生活に入り、25日から公務に復帰する模様。
福岡県は現在、9月議会が開催されており、小川知事休暇中は、服部誠太郎副知事が職務代理者として議会での答弁を行なっているが、一寸崎は闇の政治の世界だけに、ある意味で、議会関係者は今回の議会に注目している。
今回のタイ視察団においても、本来は小川知事が団長となるべきところ、入院したこともあり、今年5月から議長を務めている南区選出の樋口明議員が代理を務め、英語での会話がスムーズに進み、福岡へのタイ総領事館誘致話もかなりの成果を挙げたようだ。
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小川洋福岡県知事
晄昇の交歓会
民進党福岡県連が主催する政経パーティが、福岡市中央区のホテルで、12月19日18時30分から開催された。
東京から党首である参議院議員の蓮舫氏も駆けつけ、福岡県知事の小川洋氏も出席し、民進党所属の議員紹介があり、例年通り乾杯の発声は連合の福岡県代表が行なって、会が始まった。
今年は「晄昇の交歓会」と名づけられていたが、毎年難しい名前が付けられており、現在の民進党を象徴するような、独りよがりの名前のようにも感じられる。
大きな会場に満員の参加者だったが、民進党関係の参加者が大半で、会場を一巡りしても挨拶する人は数人で、政権政党のときと比べると人が入れ替わったような気がする。
会の名前も親しみやすいのに変えて、企業関係者が多数参加できるようにすれば、民進党の党勢拡大にもつながり、支持率も上昇するのではと思うのだが・・・。
福岡6区・後日談~福岡県議会・・・どうなんだ?
自民党福岡県連は今夏の参議院選挙で支援した、大家さとし議員が民進党の古賀ゆきひと氏にトップの座を奪われ、さらに福岡6区の補欠選挙では、担ぎ上げた蔵内謙候補が惨敗を喫し、実にお粗末だった。
この2つの選挙を反省するどころか、意趣返しなのだろう、県議会の決算特別委員会で、粕屋選出の県会議員は小川洋知事の入院を質問していたが、テレビで見ていた有権者は質問内容の程度の低さにあきれていたことを知っているのだろうか。
さらなる恥の上塗りではないが、今度は総務企画地域振興委員会で、大野城市あたりの県会議員が同じような質問を行い、県庁内で笑われていることを知っているのだろうか。
両県議ともに2年後の県議会議長候補といわれているが、議長経験の無い古参議員の入れ知恵で質問したのだろうが、県会議員OBの間からは、県議としての資質と品位を疑問視する声があることも事実だ。
蔵内勇夫県連会長は辞任を慰留されているが、自民党福岡県連の一枚岩も懸念され、もう少し後継者を育成して欲しいとの意見もある。
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小川知事の入院
小川洋知事の入院が福岡県議会で問題になり、マスコミで取り上げられているが、県議会で質問していた議員について、どこの選挙区か教えて欲しいとの問い合わせが多く、理由を聞くと面白い答えが返ってきた。
小川洋知事が入院することになったのは福岡6区の補選が原因で、福岡県議会与党から3人が立候補したため、県知事として特定の候補者の出陣式に出席することは出来ないと、断っていたにもかかわらず、自民党福岡県連が推薦した候補者の出陣式への出席を再度要請されたことから、波風を立てないために、大人の選択として急遽入院したもので、多くの関係者が理解していたことだ。
県議会での議員の質問のニュースを見ていた主婦の一人が、「大人の会話が出来ない人ね」と、一言でバッサリと切り捨てたことにビックリした。
ところで、福岡県議会開催中にもかかわらず、この特定候補者の父親は、都内某所で、副総理や元幹事長、そして今回の立候補をお膳立てした参議院議員とともに、午後9時から4人で会食していた情報が流れてきた。
醒めた知事選挙
~26日告示~
統一地方選挙の口火は、3月26日の知事選挙の告示で始まるが、4月12日の投開票日を待たずして、現職小川洋知事の当選が確定している。
選挙は再選が難しいと言われているが、小川洋知事は噂になるような派手な動きもなく、地道に職務を全うしており、非難する声が聞こえない。
地元西新小学校、百道中学校、修猶舘高校を経て京都大学法学部を卒業、通産省に入省して特許庁長官に就任、内閣広報官を歴任して知事に転身したもので、「県民幸福度日本一」を旗印に掲げている。
対抗馬は共産党の弁護士後藤富和氏、自民党を始め外の会派すべてが相乗りで、争点もあるのだろうが明確ではなく、現職の落選は万に一つもないだろう。
選挙が盛り上がらない証拠に、告示当日の選挙ポスターを貼る役目の事務所は人手不足で、手配してもなかなか人が集まらない様子、対立する共産党候補には悪いが、これほどのんびりした選挙も珍しい。
本来ならであれば、一足早い知事選挙に便乗して、県議会議員も選挙運動をするのだが、県会議員そのものに魅力が無いのか、今回は無風の県議選挙区も多く、早くも政令都市の県議定数削減が話題になり始めた。 続きを読む