政経懇話会 ~ 広げよう!「ワンヘルス」~

衆院選が終盤を迎える中、また 市長選(11月7日告示)を目前にした筑後市で 27日、自民党政経懇話会が開催され、3名の講師が 「ワンヘルス」をテーマに講演を行った。
入口に 自民党筑後支部が推薦する候補者と立候補予定者のポスターが掲示された会場には約700人が集い、 講演会とは思えぬほど熱気に包まれていた。

ワンヘルスとは、「人と全ての動物の健康と環境の健全性を一体的に守る活動」を指し、人々の生活様式を一変させた新型コロナウイルス感染症が 動物由来ということで、その意義に注目が集まっている。
ちなみに 福岡県は昨年12月、全国初となる「福岡県ワンヘルス推進基本条例」を制定し、具体的な行動計画策定に取り組んでいるところだ。
→ 福岡県ホームページ「ワンヘルス」

講師のトップバッターは福岡県議会議長で医師の秋田章二氏、欧州の先進的な感染症対策やワンヘルスの取り組みを紹介、また 医師としての実体験から感染症対策の重要性を訴えた。

2人目は 有明海漁連元専務理事の宇野晶氏、市長選立候補予定者だ。
環境保護や自然との共生もワンヘルスの理念、38年間 有明海の自然を相手に働いた中で、大規模な赤潮の被害を受けた有明海再生の取り組みについて紹介した。

最後に登壇したのが 日本獣医師会会長で 県議会議員の藏内勇夫氏、ワンヘルスについて分かりやすく解説した後、新型コロナのような感染症が再び起こる可能性を指摘、感染症センターを誘致する構想についても語った。

講演終了後の参加者の評判は上々で、コロナ禍が続いたこともあって 健康への関心の高さが窺われた。

くりはら渉 筑紫後援会発足式

12月19日午後、大野城市まどかぴあで前県議会議長、栗原渉県議の後援会発足式が開催された。
既に甘木・朝倉後援会は組織されているが、栗原氏の国政挑戦表明を受けて、票田となる有権者45万人の筑紫地区(筑紫野市・太宰府市・大野城市・春日市・那珂川市)における戦う体制づくりのため、新たに立ち上がった。
後援会会長にはナガノ電気㈱(本社 福岡市博多区)代表の長野正治氏が、副会長には筑紫地区から4名がそれぞれ就任した。

発起人代表の井上順吾県議(大野城市選出)の挨拶の後、自民党県連常任相談役の蔵内勇夫県議が登壇し、「党本部は一つの見解を出し、ボールをこちらに投げたが、これからも県連として一本化できるよう努めていく」「栗原氏を自民党の国会議員として押し上げていきたい」と述べた。

また、筑紫地区市長会の代表として、武末茂喜那珂川市長が登壇し、「自身の後援会を挙げて、栗原氏を応援していきたい」と、かなり踏み込んだ応援のメッセージを送った。

その後、栗原氏が登壇し、「課題は現場にある。現場を知り課題解決と地域経済の発展に取り組み、しっかりした社会を創って次の世代に残していきたい。」と力強く決意を述べた。

現職の原田義昭氏が、次の次は栗原氏を後継にすると明言した様だが、既に5区内の保守系の市町村議員88名が栗原氏支持を表明しており、流れは栗原氏に傾きつつあるようだ。


地方議員によるガンバローコール

自民党県議団、JAに筑後の土地取得疑惑で調査要請 ④

ー 方向はひとつ ー

自民党県議団が動いたことで、組合員らは力強い援軍をもらった形だ。
ただ地元では、怪文書をきっかけに別の思わぬ波紋が広がっている。
同文書には、「なぜ大物議員に情報を漏らしたのか?」との見出しもあるからだ。
大物議員とは、地元選出の蔵内勇夫県議を指していると思われる。
その後も、組合の会合でこの問題が話題になった際、ある組合員から県議の名前が出てきたという。

確かに、パール社が土地購入を決めた頃と時期を同じくして、全農ふくれん幹部が筑後市長に面会した際、蔵内県議が同席したことは事実のようだ。
その時は全農ふくれんの事業の件での訪問だったが、その際に、同系列のパール社が駅裏に工場建設を予定している旨、市長に報告があったとしても何ら不思議ではない。

しかし、同席したというだけで「情報を漏らした」との情報が独り歩きし、まるで6億円の取引に関与があったかのように印象づけられてしまっては、県議にとっていい迷惑だろう。
そもそも怪文書は、その「情報」の内容や、情報と県議や土地取引との関係については何も述べていない。まさに最近流行りの印象操作の感がある。
巻き添えを食った形の県議や自民党県議団も余りに度が過ぎると立腹しており、繰り返される場合は法的措置も視野に入れているとの情報もある。

重要なことは、土地の価格が2年間で3倍になった事情の解明だ。
もし仮にJA予算から合理性のない法外な支出がなされ、しかもそれが全て東京の机上で決められたということであれば、情報収集、経理、監査に問題があると言わざるを得ない。
JAという組織が持つ「個々の農業者が互いに助け合って、営農と生活を守り高める」という目的から逸脱していると言ってよいだろう。

今、自民党県議団と地元の組合員は同じ方向を向いている。
JA全農の体質を、ここ福岡から問う良い機会と捉え、歩調を合わせていくべきではなかろうか。

― 了 ―

知事選の後遺症

福岡知事選挙は現職の小川洋知事が「県民党」を結成し、自民党の公認候補であった武内和久氏を、圧倒的な大差で破り3選目の当選を果たした。

今回の知事選挙では、福岡11選挙区の自民党衆議院議員が、小川派と武内派の二派に分かれ、負けた武内和久氏を公認候補として担いだ、自民党福岡県連会長の蔵内勇夫氏は、責任を取って会長職を辞任し、目下空席である。

5月18日に年次大会を控え、それまでに会長選挙が行われる予定で、今回は国会議員の名前が浮上し、またもやトップダウンで選出する情報も聞かれる。

しかし自民党県議団は頑なに拒絶反応を示しており、H県議やM県議、N県議の名前が浮上、また揉める様な事になれば、その後遺症は誰が修復するのだろうか。

副総理である麻生太郎氏への忖度が働く、参議院議員大家敏志氏が登場してくれば、見事な采配振りをしてくれるはずで、出来れば身近で見たいものだ。



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自民党福岡県連会長人事

今や全国の注目を集めた福岡県知事選挙も終わり、県民党で立候補した現職小川洋氏が、午後8時の締め切りと同時にマスコミが、一斉に「当確」を発表し、自民党の公認候補に約95万票の大差をつけ当選したので、後始末が大変な状況になっている。

副総理である麻生太郎氏が、今回の知事選挙敗北の責任を取って、自民党福岡県連の最高顧問を辞任し、最近起こる自民党不祥事の発端に登場している参議院議員の大家敏志氏は、自民党福岡県連の選対本部長を、辞任する事を発表した。

当然会長の蔵内勇夫氏も辞任を表明するが、今回これだけの大騒動の原因となった麻生太郎副総理が、麻生派で福岡5区選出の原田義昭氏を、再び県連の会長職に動き始めた情報があり、実に懲りない人達で言葉も出ない。

先の福岡知事選挙で、最終個人演説会を行った六本松の応援演説で、最初にマイクを握った原田義昭氏が、武内和久候補の名が出ずに、「武内某(なにがし)」とマイクを通して発言し、参加者の失笑を買った方を会長候補に推す真意を疑いたくなる。



 

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蔵内県連会長・辞任を表明

福岡県知事選挙は7日午後8時に投票が締め切られると同時に、マスコミ各社は現職の小川洋氏の「当選」を発表、最終的な得票は予想以上の128万票で完璧な勝利だった。

自民党推薦候補であった武内和久氏は、最後の最後まで自民党に対する配慮を見せ、ある時は一人で幟を持って辻立ちするなど、実に見事な戦いぶりであった。

一方で武内支持を表明した高島宗一郎福岡市長や、早くから自民党公認で無投票当選が確定した県議会議員の先生方は、儀礼的な応援に駆けつけるも、1票も持たずに手ぶらで来ており、実に情けない応援態度に、横で見ていて怒りを通り越し、空しくなったのは言うまでもない。

福岡県知事選挙の結果が出た翌日には、余りの惨敗結果に自民党福岡県連会長である蔵内勇夫氏が会長辞任を発表、早くも後任人事の話し合いが行われている様だ。

しかし今の福岡県議会議員の中に、身内である自民党県議団を統率できても、議会や他党との交渉事、先を見据えてリードが出来る議員は見当たらないように思える。



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福岡6区・後日談~福岡県議会・・・どうなんだ?

自民党福岡県連は今夏の参議院選挙で支援した、大家さとし議員が民進党の古賀ゆきひと氏にトップの座を奪われ、さらに福岡6区の補欠選挙では、担ぎ上げた蔵内謙候補が惨敗を喫し、実にお粗末だった。

この2つの選挙を反省するどころか、意趣返しなのだろう、県議会の決算特別委員会で、粕屋選出の県会議員は小川洋知事の入院を質問していたが、テレビで見ていた有権者は質問内容の程度の低さにあきれていたことを知っているのだろうか。

さらなる恥の上塗りではないが、今度は総務企画地域振興委員会で、大野城市あたりの県会議員が同じような質問を行い、県庁内で笑われていることを知っているのだろうか。

両県議ともに2年後の県議会議長候補といわれているが、議長経験の無い古参議員の入れ知恵で質問したのだろうが、県会議員OBの間からは、県議としての資質と品位を疑問視する声があることも事実だ。

蔵内勇夫県連会長は辞任を慰留されているが、自民党福岡県連の一枚岩も懸念され、もう少し後継者を育成して欲しいとの意見もある。


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福岡6区~反省・気質の違い

自民党福岡県連の推薦を得たものの、党本部の公認見送りが最大の誤算だったと折に付け口にしている蔵内陣営は、「自民党の本家」を声高に訴えたが、有権者に届くどころか、逆に大きな票差がついたことを、「弔い合戦に負けた」と言い訳している。

だがこれは、蔵内陣営選対関係者の勝手な思い込みではないのか。

筑後の中心都市は久留米だと、多くの市民が自負しているにもかかわらず、7区出身の蔵内謙氏が越境してきたから、6区の有権者が快く思わなかったことを、理解するべきだ。

そして蔵内謙候補の父親である蔵内勇夫氏が、自民党福岡県連会長で、福岡県政会の実力者だと知っているのは、福岡県民のごく一部に過ぎず、久留米市民にとっては、まったく関係が無いということを認識すべきだった。

福岡6区~ノーサイド

10月23日午後8時、福岡6区の投票が締め切られると同時に、鳩山二郎氏の当確が報じられた。

自民党福岡県連は、今日24日午後2時から県連事務所で役員関係者会議が開かれ、蔵内勇夫県連会長の辞職申し出について、慰留する方向で話し合いが行なわれたようだが、結論は出ずに終わった模様。

また東京では菅官房長官が、「自民党は戦いが終われば、しこりを残さず一つになる政党」と記者会見で発言しており、既に鳩山二郎氏は公認証書を受け取りに上京した。

国会の雰囲気は急を告げ、来年早々にも解散総選挙予想されるため、鳩山二郎氏が次の選挙で再び出馬して当選すれば、早くも2期生となる可能性が出てきた。

福岡6区~地域気質

蔵内陣営では「県南生まれの県南育ち」をキャッチフレーズにしているが、久留米市中心の6区と、大牟田や柳川、八女、筑後などの7区では気質が異なり、特に久留米市は気位が高く、それに気付かず越境し、立候補したのが間違いの始まりといっていいだろう。

おまけに北九州や筑豊地区の人たちが乗り込んで選挙事務所を取り仕切る一方で、運動員は福岡から連日大量動員され、戸別訪問やポスティングに駆り出されているにもかかわらず、効果が支持率となって現れないこともあり、不平不満が渦巻いている。

多くの人が蔵内勇夫氏に対して恐れを抱き、本音で話をしないから、最初のミスに気が付かず、今に至っても鳩山二郎候補と蔵内謙候補の差は開くばかりで、最後は誰が責任を取るのだろう。


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無理が通れば道理が引っ込む・・・

数年前の総選挙の際に、福岡1区では自民党公認を巡って、古賀誠対麻生太郎の代理戦争とも評されたほど、保守系候補の二人が激しく争ったことがある。
最終的には当選した方を、自民党が受け入れるという裁定を党本部が下し、副総理の麻生太郎議員が推した井上貴博氏が当選、自民党衆議院議員が誕生した。
「無理が通れば道理が引っ込む」の言葉があるように、かなりの無理筋を押し通したのが麻生副総理で、福岡市民の多くが感じたようだ。
日本には長年に亘って培われた慣習や絆が生きているが、今回の福岡6区における補欠選挙は、①鳩山二郎氏が弔い合戦を旗印に立候補する、②蔵内勇夫県連会長が持てる力を蔵内謙氏のために投げ打つ、というのが2つの構図だ。
しかし主地盤である久留米市の有権者には、独特のプライドがあり、その絆を見落せば、手痛い仕打ちを受けることになる。
久留米は「そろばん踊り」が名物だが、金銭で票は売らない、そろばんは弾かない。
久留米市がなぜ今日の姿を得られたのか、多くの市民が認識しており、それを忘れると選挙には負けるだろう。
力で政経パーティ券を売ることはできても、人の心を得るのは至難の業だ。


 

福岡6区の補欠選挙

参議院選挙は自民党の圧勝で終わり、国民の関心は東京都知事選挙へ移り、大勢だった野党統一候補の鳥越俊太郎氏は、古いカビが生えたスキャンダルを週刊誌が報じた途端に支持率が低下、一挙に3位に後退した。
選挙に興味を持っている関係者の大半が、小池百合子氏の優勢を口にするようになり、漁夫の利で当選を目指していた、自公推薦の増田寛也氏のことは誰も名前を口にしなくなった。
福岡県においては、福岡6区の衆議院議員、鳩山邦夫氏が亡くなったことで、秋に予定されている補欠選挙に向けて、自民党福岡県連は選考委員会を設置し、立候補者の受付を始めており、既に8名が名乗りを上げている。
最有力候補と目されているのは、故人の次男で現在大川市長である鳩山二郎氏といわれているが、内部が一本化していないため調整中の情報を聞く。
他には現職県議会議員や九州大学教授、現職国会議員の3名が名乗りを上げており、昨日まで7名であったが今日7月25日、選考委員会へ新たな人物が手を挙げたようだ。
自民党福岡県連会長で県議会議員のドンである、蔵内勇夫氏の実子が選考委員会へ立候補の申請を行なったとの情報だ。
候補予定者の名前を見ると、今後どのような駆け引きが行なわれるのか、大いに興味が湧くところだ。


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大家さとし候補の個人演説会

参議院選挙に自民党公認で立候補している、大家さとし候補の個人演説会が、7月4日福岡2区自民党支部主催で、ホテルニューオータニ博多において開催され、各議員事務所から動員要請があったので参加した。
受付には福岡2区の中央、南、城南区選出の、国会議員、県議会議員、市議会議員の事務所関係者が顔を揃え、主催者の意気込みがうかがえる個人演説会で、城南区選出の阿部市議会議員の司会で会が始まった。
福岡2区の個人演説会にかかわらず、次回の参議院選挙で改選を迎える松山政司議員をはじめ、福岡県連会長の蔵内勇夫県議会議員まで顔を揃え、それぞれが挨拶して予定通り会は進んだ。
設計業界が音頭をとって、業界団体を中心に集票マシーンである地元建設業者多数が参加、社長自らが出席して1社で10名前後参加していた企業もあったほどで、当初予定していた1000名を大幅にオーバーし、椅子席の後ろに座りきれなかった、300名余りの立ち姿が見られるほどの盛況振りで、大家さとし候補に対して参加していた、2区選出の市および県議会議員の面子は、十分に立ったものと思われる。
これで18歳以上の若者が投票してくれれば鬼に金棒で、福岡選挙区は自民、民進、公明の順で、当選が決定したと言っていいだろう。
他の九州地方区も自民党が圧勝する要素が濃厚で、未だに沖縄選挙区だけが激しい選挙戦を続けている。


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福岡県第6区

参議院選挙もいよいよ終盤戦を迎え、各候補の選挙カーも少々スピードが速くなり、残り少ない時間を有効に使いたい気持ちが、十分に理解できる。
ところで今回の参議院選挙は、当初衆参同日選挙との噂が飛び交っていたが、安倍首相の政治判断により衆議院選挙は先送りされたもので、参議院の結果次第で、つまり自民党が大勝ちすれば衆議院選挙は早まり、逆に与野党の議席差が縮まれば、先延ばしということになる。
一方福岡6区選出の鳩山邦夫氏が先日亡くなられ、10月に補欠選挙が行なわれるはずで、後継者選びが水面下で始まった。
真っ先に名前が挙がるのは、鳩山邦夫氏の次男で現在大川市の市長を務めている鳩山二郎氏だが、かつて学歴詐称問題が噂になったことがある。
鳩山邦夫氏が健在な時はこの問題が大きくなることはなかったが、過去において福岡2区で山崎拓氏と争った議員が、学歴詐称の事件で政治生命を絶たれたこともあり、早くも再燃を懸念する関係者もいる。
また地方の首長や地方議員の女性問題は、マスコミが取り上げることは、余程のことが無い限り取り扱わないが、国会議員になれば話は別で、スキャンダルとして報道される可能性もある。
キャスティングボードを握っているのは、筑後地方に絶対の地盤を誇る県議会のドンである蔵内勇夫氏と、既に引退しているが名前だけは健在の古賀誠氏であろう。


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【特別企画・ナベちゃんの政界虎の穴】福岡県議会の実態(2)

(11年1月号掲載)

福岡県議会棟K県議の取る手法は、かつて「天皇」とさえ呼ばれたM県議(故人)のそれと重なる部分も多い。

「共通するのはよく金を集め、よく金を撒くということ。やっぱり資金力のある人間のところに、権力も人も集まるんですよ」(県職員OB)。 

県議会を取材してきたマスコミ記者の1人は「K県議のやり方は非常にクレバー。地元に何か利益を誘導しようとする時は、まずはまったく別の県政の重要案件に関して、下っ端議員に無理難題を言わせて県執行部を困らせる。

行き詰った執行部はK県議に相談を持ちかける。すると『分かりました。何とかしましょう』と言って、下っ端議員に無理難題を引っ込めさせる。

その見返りに、裏でしっかり地元への利益誘導を認めさせるという寸法です」 


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【特別企画・ナベちゃんの政界虎の穴】福岡県議会の実態(1)

(11年1月号掲載)

福岡県議会棟ハローハロー!読者の皆さん、お元気ですか?  昨年から県民新聞HP「福岡政界虎の穴」にて、政治・選挙の裏話を連載しております私ナベちゃん。紙面では1年ぶりの登場です!  

さて、今年は春に統一地方選を迎えます。まずは知事選の行方が気になるところ。一方で最近、全国的な傾向として、地方議会のあり方があらためて問われているんですな。

そこで今回は、現在最も力があるとされるK県議を中心に、わが福岡県議会の実態についてご紹介したいと思います。 

★本稿は1月号紙面に掲載された記事を一般読者用にアップしたものです。


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麻生知事 再登板か!?(2)多額の政治資金 仰天説を後押し

(11年1月号掲載)

07年選挙で当選した際の麻生渡知事だが、麻生渡知事自らがいったん不出馬を宣言した以上、そう簡単に「やっぱり出ます」とは言えないのではないか。

「もちろんそうなのですが『次期知事選の候補者がいない、かといって県政を停滞させるわけにはいかない』と、自民や財界の関係者がこぞって麻生知事に“無理なお願い”に上がる。

そうすれば知事も『自分は出るつもりはなかったが、周囲に請われて仕方なく・・』と大義名分が立つ。

場合によっては『後任が見付かるまで』との条件を付け、任期途中での退任もありえるとしておけば問題ない」(前出マスコミ記者)。 


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麻生知事 再登板か!?(1)今春の知事選 県執行部は想定し準備

(11年1月号掲載)

07年選挙で当選した際の麻生渡知事今春予定の福岡知事選。現職の麻生渡知事は昨年、出馬しない意向を表明した。

民主、自民両党はそれぞれ候補者の選定を進めているが作業は難航。そのためか、「麻生知事が不出馬を撤回するのでは」との観測が一部関係者の間で広まっている。

「県執行部はこうした事態も十分ありえるとして、すでに水面下で準備に入っている模様だ。自民の候補者選定が時間切れで頓挫し、県議や財界が出馬を要請すれば、麻生知事としても再登板の大義名分は立つ。そもそも選定作業は単なる演出にすぎず、自民の“本命”は最初から知事だった可能性もある」(マスコミ記者)。

にわかには信じがたい話だが、はたして─。

【編注】本稿は1月上旬時点でのもの。知事選候補をめぐる最新情勢はJ氏の独り言「混迷・自民党の知事選候補選定 本命は?」を参照


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自民県連に何が? 知事候補「ほぼ決定」一転、白紙に 

(10年12月号掲載)

福岡県庁今春に控える福岡知事選で、自民党が元通産官僚の擁立を検討していると昨年、一部マスコミが報道。だがその後、同党県連内から激しい反発が起き、事実上の白紙状態となってしまった。 

昨年11月の福岡市長選で擁立候補が圧勝、勢いを取り戻した感のある自民。だが知事選候補をめぐるごたごたは、国会議員・県議間の対立構図をあらためて浮かび上がらせる形となった。 


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麻生知事 突然の不出馬表明(2)久々の県政界政局

麻生渡知事の5選不出馬で、16年に渡った長期政権は幕を閉じる。福岡県政は来春から、新たな1ページを刻むことになるわけです o(^-^)o

県庁や県議会では、早くも次期知事選をめぐって有象無象の情報が飛び交い、「これぞ千載一遇のチャンス」とばかりにハイエナのごとき輩(-.-;)が勝ち馬に乗るべく動き始めてる。降って湧いた「久々の県政界政局」に、博多区千代・馬出の県庁周辺一帯はにわかに活況を帯びてるんですなぁ (*_*)

それでは民主、自民両党を中心とする各党の後継候補選びは今後どう展開していくのでありましょうか? ここからは私ナベちゃんが拾い集めた情報を元に、現時点での動きを紹介しましょうかな (o~-‘)b 


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