先日来、第二の森友学園としてマスコミの俎上に上ってきているのが加計学園(岡山市)で、同学園が運営する岡山理科大が新しく獣医学部を開設するに当たり、候補地の愛媛県今治市が、市有地16.7ヘクタール、時価36億円余りを無償譲渡し、さらに獣医学部の施設整備費も96億円を限度として、助成するため議案を3月市議会に提出するというもの。
同学園理事長は安倍総理と親しく、さらに昭恵夫人が名誉園長という構図も同じであるところから、日本共産党の国会議員など数名が現地調査に入ったようだ。
その一方、安倍総理のお膝元、下関市では3月5日公示、3月12日投開票の日程で、保守分裂の下関市長選挙が今たけなわ。
立候補しているのは3名、現職の中尾友昭氏(67)は林芳正参議院議員の支援を受けており、また自民党所属の前市議、前田晋太郎氏(40)は安倍総理の元秘書だった人物、そして3番目は無所属で元市議の松村正剛氏(63)だが、自民党市議団18人は自主投票の模様。
地方選挙とはいえ、安倍総理の地盤だけに、関係者の間では解散総選挙を占う選挙になるかもしれないと噂されている。