福岡県南部に位置する小郡市は、西鉄大牟田線の沿線都市として、利便性を生かした開発が進み、新しく住宅を購入した若い世代の人口も増え、旧住民と新住民が混在する新タイプの都市に生まれ変わりつつあるようだ。
現職市長57歳、対立する新人候補52歳で、年齢的に大きな差はないが、現職のほうが支持する政党や推薦団体も多く、現時点では五分五分の声を聞く。
しかし平安市長は現職の強みを生かして、組織に依存した選挙運動で、上から目線の運動では組織が硬直化し、今後の伸びには欠けるように思える。
それに比べると、新人のかじ良光氏は、金はないが若さと時間をもっており、一人の住民の声を聞いては、新しい政策を発表する姿勢が住民の共鳴を呼び、次第に大きな力になっていっているのが、有権者に次第に浸透しているようだ。
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小郡市長選挙
小郡市・新体育館候補地~5ヶ所
4月に市長選挙を控えている小郡市は、立候補を予定している現職の平安市長によって、突然とも感じられる新体育館建設計画が、1月に発表された。
周辺整備を含むこの新体育館建設計画は、予算が40億円前後で、小郡市にとっては久しぶりの大型物件計画だけに、地元建設業界が喜んでいるのはいうまでも無い。
建設予定地は現在地での建替えを含め、小郡市内に5ヶ所の候補地が発表され、それぞれの予定地は選挙に向けて、後援会組織拡大に熱が入るのは当然だろう。
ところで4期目を目指す現職の平安市長は、過去2回の選挙が無投票で市長に就任しているだけに、急遽、福岡7区選出の現職代議士を飛び越えて、引退はしているが今でも自民党内に隠然たる勢力を持つ古賀誠氏を訪れ、建設資金の半分、20億円の予算獲得を依頼したとの噂を聞く。
人口減少が続いている日本国内では、既に箱物行政の失敗を多くの自治体が経験しており、予算が確実に取れる保証は無いのが実情で、その道のプロは手形が不渡りになることを恐れている。