現職の平安正知候補と、新人のかじ良光候補が激しい一騎打ちを繰り広げた小郡市長選挙は、かじ良光氏が1万3355表を獲得、新しい市長に選ばれた。
世論調査では、かじ良光氏が1ヶ月前までは数ポイントリードしていたが、平安正知候補の陣営は、福岡6区補選同様の戦術で、小郡市周辺の代議士や県会議員の秘書たちを大量に動員した上に組織の締め付けを図り、かなりのところまで追い上げたのは事実だったようだ。
投票日前日の22日に開催された自民党福岡県連年次大会で、関係者は精一杯動いたという自己満足に浸り、誰もが現職の当選を信じて疑わなかったという。
しかし新人の選挙事務所では、日を追うごとに迫ってくる現職の勢いを肌で感じ、最後まで全員が気を緩めず活動した結果、386票の僅差になったようだ。
自民党福岡県連の年次大会が選挙の明暗を分けたといっていいだろう。