約50年間、特に建設業の経営者とお付き合いをさせて頂き、その成功や失敗、様々なドラマを見て来たが、生き残っている企業の経営者は相応の品格を備えておられ 学ぶことが多い。
県南でトップクラスの年商を誇る企業の副社長を訪ねることになった。
最近は 老舗のホテルや福岡市内の建設会社を買収するなど勢いがある会社だ。
午後4時なら時間が取れるとのことだったので、アポイントを取って高速を1時間飛ばした。
会社に到着して応接室に通され、出てきた副社長は30代、社長のご子息で、爽やかな今時の青年という印象だ。
話が始まって、副社長がスマホを いじっていたのが気になったが、4時8分頃、事務の女性がメモを持って来た。
メモを確認した副社長が「所用が入ったのでお引き取り下さい」という趣旨の会釈をしたので、意を酌んで失礼することにした。
予め言ってもらえれば 別の日に出て来ることもできたのだが、4時の約束で訪問して、4時8分に急用が入るとは余程 ご多忙ということだろう。
改めて名刺を見ると、取締役副社長で経営統括室長と営業部長を兼任されている。
これだけ役職を抱えていれば、それも無理はなかろうと 納得した次第である。
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いまどきの副社長との面談
飛び火するか・久留米
5月下旬に久留米市の建設業経営者ら数名が、役所への提出書類の不備という罪で逮捕されているが、取り調べはかなり厳しく、徹底的に反社会勢力との関係を洗い出していると漏れ聞こえてくる。
久留米市周辺においては、公共工事などで反社会勢力への集金システムが出来上がっていると言われており、今回の捜査では使途不明金などが対象になっているようだ。
金額そのものは、さほど大きくなさそうだが、そこから大手設計業者や政治家に飛び火するとの噂も聞かれるだけに、関係者は真剣に情報を収集し始めている。
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