沖縄県知事選

翁長雄志知事(享年67)の死去により、沖縄県知事選が9月23日、30日の投開票の予定で実施される。
翁長知事の訃報で、沖縄県民を始め全国の国民は驚いているが、与野党とも後任について、協議をしている。
今のところ自民党沖縄県連は佐喜真敦前宜野湾市長(54)を知事候補に決定し、同氏は宜野湾市議会に14日辞職届を提出、同日知事選への出馬を表明した。
一方で与党の社民・共産・沖縄大衆党は、複数の人物の名前が挙がっているが、今回の選挙は翁長前知事の「弔い合戦」で、絶対に負けられない為、勝てる候補選びに必死で今だ、結論はでていない。

続きを読む

福岡6区~最新情報13

衆議院補欠選挙東京10区は若狭勝議員で候補者は決まったが、福岡6区では公認問題のもつれから、自民党本部は選挙後に、当選した方を事後公認する方針を発表した。

そうした微妙な時期の9月28日、衆議院本会議で二階俊博自民党幹事長が、6月に亡くなった鳩山邦夫元総務相の追悼演説を、父親の意思を継いで補選に立候補している鳩山二郎氏と母親のエミリーさんが、議場で聞いてえたことを地元紙が報じ、余りのタイミングのよさに驚いた。

自民党と連立を組んでいる公明党は、鳩山二郎氏と蔵内謙氏の双方に推薦を出さないのは当然で、通常五分五分になる自主投票も、これまで経緯や情勢を考え、また信義を重んじる創価学会が後ろに控えているだけに、6対4から7対3で鳩山有利の可能性が強く、この票はズシリと重さを増すだろう。

また9月3日の福岡農政連主催意見交換会では、蔵内謙氏が林芳正の農水大臣の秘書だっただけに、TPP問題では注目していたが期待はずれだったと、関係者から失望の声も寄せられた。

鳩山二郎前大川市長の後継者として、今度の大川市長選挙に立候補するのはJA関係者の長男と言われており、早くも当選確実の声も聞かれるほどで、市長選挙運動が活発化すれば、当然鳩山氏に有利になることは間違いない。

蔵内陣営の動員力は素晴らしく、福岡県内各地から建築関係者が動員で駆り出されているが、主体は6区と7区で大型工事を受注している建設会社で、地元建設会社は不満が反発となって渦巻いている。

親が亡くなれば子に同情が集まり有利に働くのは当然で、夫を失った妻が子を思い訴えれば、さらなる強度を増す。

「弔い合戦」には勝てない。

続きを読む

久留米市議会議員の心意気

元法務相の鳩山邦夫氏が亡くなり、補欠選挙が行なわれる福岡6区では、次男の鳩山二郎氏が父親の意志を継いで立候補を表明、28日に選挙事務所開きを行なった。
自民党福岡県連は、参議院秘書の蔵内謙氏を公認候補に決め、自民党本部に公認申請しているが、今日31日に選挙事務所開きを予定しているにもかかわらず、未だに東京からは決定の知らせは入らず、関係者は苛立ちを隠せない。
蔵内謙氏の選対事務所は父親の威光がものを言って、麻生太郎副総理が本部長に就任し、武田良太議員以外、福岡県内の衆参国会議員が名を連ね、最強の陣容で事務所開きを行なう模様。
それに比べ鳩山二郎氏の事務所は弔い合戦だけに、故鳩山邦夫氏の恩義に報いるため、選挙区内、特に久留米市議会議員が大勢駆けつけて士気は大きく上がっているが、一方で県議会議員は蔵内陣営に集まっているにもかかわらず、後援会組織は鳩山陣営を応援するなど、トップと組織がバラバラの、実に奇妙な選挙を行なっている。
このためもあってか、自民党本部は双方のバランスを考え公認候補を決めることに躊躇し、決定の日時は未だに決まってない。どっちの候補者か定かでないが、体調不良を理由に撤退を表明できないか、党本部が秘かに交渉しているという噂も聞く。
現時点では弔い合戦を錦の御旗に、受けた恩に報いる地元市議会議員の心意気に、多くの有権者が同調している状況で、日本人特有の意識を変えるのは、非常に難しいようにも思える。


続きを読む