血は水よりも濃い~ついに出た息子を後継者に

 マスコミが行う世論調査では、安倍総理の支持率が低下している数字が発表され、まだ弱いものの、永田町には早くも解散の風が吹き始めた。
来年の衆参同時選挙の噂は以前から流れていたが、95日間の国会延長が決まってからは、安倍総理の自民党内における求心力は次第に弱まることが予測され、伝家の宝刀が抜かれる可能性が出てきたのも事実。
福岡県内には選挙区が11区あるが、その中でもマコト道路やマコト大橋と呼ばれる新名所を作り、第7区に確固たる地盤を築き上げた自民党の実力者も引退し、秘書を後継者すえて当選させたが、次回の総選挙では実子を擁立する噂が流れ始めた。
現在先生と呼ばれている元秘書は、遠い姻戚関係にあるのは間違いないが、実子の血が濃いのは当り前のことで、親として後継者にしたい気持ちは十分に理解出来る。
しかし前回総選挙の福岡1区選挙では、麻生と古賀の代理戦争とまで言われたが、最終的には麻生に軍配が上がり負けたのは事実で、また福岡空港ビル建設においても、財務省と国交省との戦いと言われながら、施主から見事に裏をかかれて負けた。
元幹事長に長年仕えた実力者の秘書も、当選してまだ2年生議員でしかなく、もう少し見守る時間が必要で、逆に甘やかされて育った実子の評判は決して良いとは言い難く、立候補させるには無理があるように思える。 続きを読む

麻生・古賀の戦い~同日・同時刻に政経セミナー開催

自民党元幹事長で筑後選出の古賀誠氏と、後継者である藤丸敏衆議院議員の政経パーティーが、7月6日午後6時からホテル日航福岡において、会費2万円で開催される。
一方同日同時刻には、福岡市長である高島宗一郎氏が副総理兼財務大臣、金融担当大臣の麻生太郎氏を来賓として招き、内閣総理大臣夫人の安倍昭恵氏をスペシャルゲストに、市政報告会をホテルニューオオタニにおいて、会費1万円で開催すると言うから面白い。
7区選出の衆議院議員である藤丸敏氏が一人では、集客に自信が無かったのか、後ろ盾である古賀誠氏との連名で行うのだが、今回はどれだけの人が集まるのか、多くの人が注目していると言っていいだろう。
古賀誠氏の支持者は選挙区だった、筑後大牟田地区だけに止まらず、福岡市内を始め、佐賀方面からも多くの支持者がバスを仕立て、パーティーに参加していたのをこれまで見てきただけに、非常に興味を持って参加するつもりでいる。
元幹事長であり、福岡の建築業界にも太いパイプを持っていた古賀誠氏だったが、先日入札が行われた福岡空港のビル建設入札においては、大成建設を推していたものの、最終的に清水建設JVに取られた。
どの様な力関係が作用したのか定かでないが、古賀誠氏が引退して勢力地図が変わったのは事実である。

 

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