南区の県議選 [2015年2月21日15:54更新]

~前回無投票、今回民主分裂で選挙へ~
 南区の県議会議員選挙は定数4で、前回選挙では現職の4人だけが立候補したため無投票に終わったが、今回は民主党議員だった新村雅彦氏が無所属となり、民主党は女性候補を立てたことから、激しい選挙戦が予測される。
これは新村雅彦氏の子息が、同じ南区から福岡市議選に立候補するため、民主党県連内部でトラブルになった模様で、支部長である稲富修二氏が新人の大田京子氏を擁立、新村雅彦氏親子は南区から無所属で立候補することになった。
自民党現職の加地邦雄氏と樋口明氏は、それぞれ基盤となる基礎票を持っており、公明党現職の浜崎達也氏も4回の当選実績があり、特に地元に対する面倒見の良さには定評があるところから、この3氏の当選は間違いないと言って良いだろう。
残る1議席を副議長経験者で、4回の当選実績を持つベテラン議員新村雅彦氏と、民主党女性新人の大田京子氏が争う構図で、南区の県議選は進められている。
新村雅彦氏は無所属になったとはいえ、過去に支援してきた労組は現在でも支援を続けており、桧原や柏原地区には新村党と言われる票があるため、無所属とはいえ侮りがたい存在だ。
大田京子氏は素人ながら、36歳の若さで、子育ての女性などを中心にボランティア集団を組織、事務所もなごやかな雰囲気で選挙戦を演習している。
民主党は福岡市議選の南区では、新人2名が立候補しており、県と市の各候補者の歯車を、上手く噛み合わせられることが、当落のカギになってきた。