スルガ銀行~査定価格の怪 [2015年6月22日12:34更新]

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国内の誰もが不動産屋になり踊ったバブル期には、博多区住吉のホテルが12億円で売却されたものの、決済が1週間遅れたため2000万円の金利が付き、最終的に12億2000万円で決済されたことがある。
同じ物件が2年後に転売された際は、バブルが崩壊する直前だったこともあり36億円の値が付いた。
この資金を融資する金融会社の若い社員が、東京から物件査定に出張してきた時には、2000万円のリベートが渡された。
誰から現金が出たのか定かではないが、この若い社員は2000万円の現金を受け取って、取引終了後に退社したと聞いている。
ところで、バブル崩壊後に福岡へ進出してきた、スルガ銀行の名物O氏は、夜な夜な中洲で数十万円のキャバクラ遊びにふけり、遂には関西方面の支店に転勤となったが、普通の銀行ではなかなか通らないお客さんへ住宅ローンを付けてもらうために、
不動産会社の面々はO氏を追い掛け、わざわざ関西支店を設立して、ともに甘い汁をすすっていたようだ。
利食用の不動産資金を融資する金融会社は、融資を受ける人の年収を基準にしながら、購入物件の査定も厳しく行っているが、その点スルガ銀行O氏は非常に査定が緩やかで、相応の現金と引き換えに融資を実行していたと言われている。
そのO氏が5月末でスルガ銀行を退社したようで、リベートで受け取った現金を元手に、新たな事業を行うとの話が伝わってきたことから、目下不動産業界では大きな話題になっている。