高校野球誕生から100年 [2015年6月23日10:59更新]

大正4年(1915年)、大阪府の豊中グランドで開催された「第1回全国中等学校優勝野球大会」は、平成27年(2015年)の今年、満100周年という節目を迎える。そう、現在の夏の甲子園、全国高等学校野球選手権大会である。
第1回全国中等学校優勝野球大会の出場校は10校で、記念すべき第1回優勝校は京都二中(現在の京都府立鳥羽高等学校)だった。九州地区代表としては久留米商業が出場した。

今やこの夏の甲子園は、夏の風物詩でもあり、一大イベントにもなっている。
愛工名電高校のイチロー、楽天からヤンキースに移籍したマー君こと田中将大は駒大苫小牧高校、また和田毅は浜田高校出身の現役メジャーリーガー。このほか日本のプロ野球で活躍している選手の多くが甲子園を経験している。
ところで地元福岡県の甲子園での成績はというと、夏の甲子園では88勝80敗と勝ち越しており、小倉中学、小倉高校、三池工高校、西日本短期大学付属高校の4校が優勝しているが、意外と少なく、西日本短期大学付属高校が優勝してから、どのくらい月日が経っただろう。ちなみに春の選抜大会を見てみると、52勝77敗と大きく負け越し、優勝回数0。
それだけ甲子園で勝ち続けていくのが難しいのがわかる。

平成16年、17年と駒大苫小牧高校が連覇した頃から、東北・北海道勢の強さが目につく。今年の春選抜で優勝した、敦賀気比高校の北陸勢もここ数年レベルアップが図られている。
それに比べ九州勢はというと、今年の春の選抜大会では出場4校全てが初戦で敗退した。これは12年ぶりだという。

今年も6月20日の沖縄大会を皮切りに地区大会がスタートし全国で甲子園を目指し熱い闘いが繰り広げられる。
高校野球100年という歴史的な年に真紅の優勝旗を手にするのはどの高校か!?
地元福岡県の地区大会は7月4日に開幕する。先ずは福岡県大会の行方に注目していきたい。
【投稿 ステップワゴン830】