不屈の精神~激戦の福岡2区 [2015年7月15日09:26更新]

 国会は安保法案を巡り会期が延長されて、国会内外での与野党の攻防が激しくなり、安倍総理の暴走を誰が止めるのか、安保法案が廃案になれば国会の解散は無くとも、総理が辞任に追い込まれる可能性も出て来ており、永田町には既に来年の衆参同時選挙の噂が流れている。
福岡2区は自民党の鬼木誠氏が現職の代議士だが、かつて山崎拓氏とも争った経験を持つ民主党の稲富修二氏が、虎視眈々と議席を狙っている選挙区でもある。
稲富修二氏は統一選挙の期間中、中央区や南区、城南区の候補者と一緒になって、朝早くから西鉄大牟田線や地下鉄の駅入り口を始め、市内幹線道路の交差点でノボリを立て、朝夕の挨拶を行っていた。
統一選挙が終わって当選した議員の大半は姿を消したが、稲富修二氏の行動は変わらず、1人で街頭に立って挨拶を続けており、その強い精神力には恐れ入る。
現職と異なり浪人の身だけに、時間があるのは当然だが、紹介して貰った家々を訪ねてポスターの掲示を依頼し、南区を中心に民主党のポスター掲示が多くなっているのは事実だ。
浪々の身だけにお座敷の声は少ないが、内にこもることなく、自分から積極的に出かけていき、小さな会合でも笑顔を絶やさずに顔を出しており、一人ひとりに温かみのある握手を繰り返せば、確実にファンが支援者に代わり、1票に繋がっていくのが見えるほどで、恐るべきは「稲富修二」である。