高校野球誕生から100年 福岡県大会版 [2015年7月18日09:20更新]

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今年で100周年という節目を迎える全国高等学校野球選手権大会の各地方の予選も、高知県(7月19日開幕)を除く各都道府県で熱戦が繰り広げられている。

さて、7月4日に開幕した福岡県の予選状況を見てみよう。

現在ベスト16校が勝ち上がり、7月18日から福岡県大会が始まる。

その顔触れは、朝倉高校、星琳高校、福翔高校、九州国際大付属高校、祐誠高校、小倉高校、柳川高校、東筑高校、福岡大付属大濠高校、飯塚高校、久留米商業高校、東海大付属第五高校、東福岡高校、希望が丘高校、福岡高校、八幡南高校の16校だ。

ちなみに今春の選抜大会出場の九産大九州高校は惜しくも3回戦で姿を消した。

この中での注目校は、昨年福岡県を制した九州国際大付属高校だ。昨夏の甲子園終了後にダルビッシュ有を育てた名将若生正廣が退任し、元プロ野球選手の楠城徹新監督で挑んだ今夏はここまで順当に勝ち進み、2年連続甲子園出場まであと4勝。だが福岡県では過去20年で県大会2連覇を達成した高校は、平成10年度と平成11年度大会を制した東福岡高校ただ1校だけで、連覇がいかに難しいかよくわかる。

ところで今年は夏の全国大会100周年目に当たり、この第1回大会に出場した10校は今夏レジェンド10と呼ばれており、福岡では久留米商業高校がその一角を占める。実は久留米商業は昭和37年度の甲子園で準優勝している古豪なのだが、昭和60年度大会以降は甲子園から遠ざかっていることもあり、選手たちはもちろんのこと、OBや学校関係者も大いに盛り上がっている事だろう。

この他にも春季大会で準優勝、NHK旗大会で優勝した飯塚高校も3年ぶりの甲子園を虎視眈々と狙っている。また県立の小倉高校と東筑高校、そしてノーシードから勝ち上がってきた柳川高校にも注目していきたい。

甲子園出場をかけた福岡県大会は18日、福岡大大濠VS飯塚で始まり、決勝戦は7月26日(日)小郡市野球場にて13:00プレイボールだ。

甲子園の切符はどの高校が手にするだろう。