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さきごろ、某銀行の役員を思い浮かべながら「黒塗りの乗用車」と題して記事を書いた。続報の準備をしていたところ、思わぬ情報が伝わって来た。 従来の年老いた市長とは違い、若さが売り物の吉田宏福岡市長が、公用車に堂々と女性2人を乗せ、夜の福岡市内を走っていた―というのである。 市内ホテルでの会合を済まし、次の会場に移動する際に起きた「事件」。同じく次の会合に出席する予定だった女性経営者を「偶然」同乗させていたと言われているが、どう考えても出来過ぎた話である。 日本の男社会、特に政治家にとって女性は切っても切れない存在で、昔から「英雄色を好む」の例えがあるように艶話に事欠かない。市の職員である秘書課の連中も、マスコミの記者に問われても慌てずに、開き直って堂々と本当のことを言えば、質問した方もアホらしくなって騒がぬものである。 中洲のクラブやスナックのママには実に立派な経営者が多く、繁盛している店のママは早朝からゴルフに付き合い、夕方にはパーティに出席して花を沿え、店が終われば従業員を慰労する。男性の経営者よりも実働時間は長いだろう。 市職員の飲酒事故が相次いでいるので、歯止めをかけるために「コンプライアンス推進委員会」を提唱している吉田宏市長は、「酒を提供する側の意見を拝聴するのも市長の役目」と、多忙で時間が取れない中、移動時間を利用して車中で聞いていた―とでも答えれば、次の質問は記者から飛んでこないはずである。 これが自民党から出馬した市長ならば、その様な事実があっても「さもありなん」とマスコミも取材の対象にはせず、記事にならないだろう。これが日本の現実であり、役所と家庭の公私に挟まれ、身動きできない市長に同情する。 (J)

