楽天銀行・当座凍結 [2015年12月3日10:14更新]

スマートフォンの普及で利用者が増えているネットバンキングは、忙しい若者やビジネスマンにとって24時間利用できるため非常に有り難く、楽天銀行の口座数は500万を超したと言われている。
最近は新規で銀行口座を開設するのは、金融庁の指導が厳しいためか、非常に難しくなっているのも事実で、それに比べると楽天銀行は比較的楽に開設出来るため、年内には口座数が600万を超えるだろうと思われていた。
ところが楽天銀行の口座利用者は、ネットでの買い物に利用する人が多いものの、中には反社会的勢力やオレオレや振り込めなど特殊詐欺グループの面々など、社会的に不適切と思われる人も多いため、警察当局が口座凍結を要請したため、混乱が起きている。
悪いことは重なるもので、楽天のコールセンターにおいて、経費の削減から大量のオペレーターが、退職したのが事件の拡大をさらに大きくしたのも事実である。
また楽天銀行の口座を公共料金の支払いに利用しているケースもあり、人手不足でその対応に管理職を狩り出したのが、さらなる事態の悪化を招いたようだ。
経費削減も程々にしないと、小さな失敗が大きな事故へと連鎖し、信用の失墜を取り戻すのは、かなりの時間がかかるだろう。