都知事選~戦いすんで・・・ [2016年8月1日19:43更新]

7月31日に行なわれた東京都知事選挙の結果は、元防衛相の小池百合子氏が291万票を獲得し、歴代2位の得票で東京都知事の椅子を獲得した。
この都知事選挙で自民党公認増田寛也氏の応援に、安倍総理がいつ足を運ぶのか、最終日30日にでも顔を出すのかと、興味を持って見守っていたが、どうやらビデオメッセージでお茶を濁して終わった様子で、多くの人が増田寛也氏の落選を予測したことだろう。
また野党統一候補の鳥越俊太郎氏にしても、投開票日の前日に民進党岡田代表が、次の民進党代表選挙には出馬しないと発表、トップが簡単に替わるような政党のが推薦する候補者に、誰が投票するというのだろう。
本来は保守系の小池、増田両候補の争いで、票が二分することで野党共闘の鳥越候補が、漁夫の利を得るはずだったが、カビが生えたような週刊誌のスキャンダルで足を引っ張られ、なんとも低次元のレベルで情けない話だった。
他の候補から病み上がりと言われても返す言葉が無く、終盤戦の演説を聴いても迫力に欠け、レンズを通した写真は正直で、病み上がりの老人そのものだった。
当選後の小池百合子都知事の記者会見を見ていたら、政党を渡り歩いて出馬しただけに、東京都議会に対しても大人の発言をしており百選錬磨のつわもので、並の男では敵わないのが当然で、都議会側が先に仕掛けると返り討ちに遭いかねないだろう。