消防分団 [2018年7月9日09:30更新]

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「村八分」とは村の掟や秩序を破った者に対し、村民が付き合いを絶ち、除け者にする制裁で、仲間外れにすることだが、火事と葬式の二分を外すところから、この言葉が生まれたと思われる。
住宅の様式が変わり自宅での葬儀が無くなり、隣近所の共同作業を業者が代行するようになったが、火事に関しては初期消火が大切なところから、行政の消防署とは別に、地域には地元消防団が存在して、多くのボランティアによって支えられているのが実状と言って良いだろう。
消火と言う危険な作業が伴うだけに、日頃から体力と訓練が求められ、団体行動が苦手な今の若者にとって、練習時間の拘束や報酬の不満があるようだ。
福岡市内にも多くの消防分団が存在し、各分団にはリーダーや役職者が居て、互いに協議しながら運営されているが、中にはトップの意思が強く反映し、独走なら良いが暴走している分団では、若者の不満が鬱積している噂も聞かれる。
福岡都市圏においても昔の大家族は少なく、核家族が主流になっており、主人のボランティアで家族が犠牲になっているケースもあり、地域に必要な消防分団だけに存続を念頭に、訓練の方法等も改革が必要だ。