鬼丸尚幸・西山陽 二人展 [2018年8月9日10:21更新]

今回の二人展を企画していた矢先に起こった、九州北部豪雨によって出展者の一人である、鬼丸尚幸氏の自宅兼作業場が被害にあったが、地元の人やボランティアなど多くの人に支えられ、早い段階で作陶活動が出来るようになり、「鬼丸尚幸・西山陽 二人展」が開催される運びとなって、案内状が送付されてきた。
鬼丸尚幸、西山陽両氏は共に東京藝術大学工芸科の同窓生で、鬼丸尚幸氏は民芸陶器の里である小石原で、陶芸家である父親の背中を見て育ち、現在は親子で作陶活動に励んでいる。
西山陽氏は福岡で育った若者で、福岡はあまり漆には縁が無い土地柄だけに、何故漆芸作家の道を選んだのか知る由も無いが、東京藝大で学び、卒業後山梨にアトリエを構え、長い年月をかけて和の世界で育まれた漆を、若さで洋の世界へ間口を広げて、漆に芽生えた若手作家と言えるだろう。
現在は無名に近い若い二人だが、東京藝大で基礎が出来ているだけに、将来が楽しみな作品を見て貰いたい。

日時 8月28日(火)から9月2日(日)まで
___午前11時から午後7時まで(最終日は午後5時まで)
場所 ギャラリーとくなが
___福岡市中央区大名2-7-11 斎藤ビル1F (ロシア料理ツンドラ横)