須崎ふ頭をめぐる様々な思惑 [2011年8月11日13:05更新]

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福岡都心部にある天神を中心に半径2kmの円を描くと、スッポリ入るのが須崎ふ頭(中央区)である。山崎広太郎市長時代に進められた五輪誘致案では、同地にメイン会場を置くという「絵」が描かれた。



同地には当初、倉庫などが建設されていたが、その後は港湾利用を名目にいくつかの企業が進出。一方でなぜかファッションホテルが数軒あり、現在も堂々と営業を続けている。

現在、須崎ふ頭の入り口には「浜の町病院」が移転新設中。また8月号で報じる予定だが「日清製粉」が市有地を取得し工場を新設しようとしている。

福岡市と日清製粉両者の思惑が合致し、工場が新たに建設されることは、市民として喜ばしいことで歓迎するが、同地の再開発を目論んでいるコンサルタント、つまり五輪招致や市営地下鉄七隈線のキャナル経由での延伸計画で“仕掛け人”となった「福岡地所」(中央区)の思惑はどうなるのだろう。

 

高島宗一郎市長は「アジアNo.1都市を目指す」と公約に掲げて当選しているだけに、立地条件の良い同地の見直しを行って再開発する構想を持っているようだ。こども病院の移転先も先頃人工島で最終決着し、都市高速道路の人工島への延伸が発表されるのは時間の問題。「そうなれば次に取りざたされるは須崎ふ頭の再開発」と情報通の間で噂されている。

ただ倉庫・工場と観光施設が同地区でうまく運営されるとは思えない。大きな計画を打ち上げると、高島市長が板ばさみになる可能性だって出てくるだろう。

そのような状況の中、福岡地所が再び主役を演じるべくどのような大義名分を抱えて舞台に登場するのか、「早く脚本を見たい」と関心を持つ人は多い。