簡単に改宗する時代 [2022年3月28日09:38更新]

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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、大型葬儀は影を潜め、参列者が10人以下の家族葬が主流を占めるようになった。
最近ある葬儀場関係者から、通夜葬儀を省略化した「直葬」が 30%前後まで増えていると聞いて驚いた次第である。

その様な折、友人が主催する会で 「ゼロから学ぶ仏教入門」というイベントに参加した。

会場は福岡市中央区のお寺の本堂で 「浄土宗」と「真言宗」の僧侶が講師、同じお経を二人が唱えても リズム感が違い、実にユニークで居眠りが出来ない講演であった。

また、若い女性のダンサーが現れ、読経に合わせてタップダンスを踊り、会場は大いに盛り上がり、講演は終了となった。

今の若い世代は、「うちは〇〇宗」ということに こだわりが無くなくなり、個性的で魅力のある僧侶との出会いで宗派を変えたという例も出てきている様だ。

これまで寺社は、葬儀の収入に胡坐をかいてきた側面があるが、今後はしっかりとした経営戦略を立てていかねば 生き残れないと思った。