福岡に進出した建設会社 [2025年1月11日14:32更新]

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福岡市は博多湾に面する港町が大きくなり、江戸時代には黒田家の城下町として発展し、戦後空港の開設と新幹線の開通によって地方の支店経済都市として人口も160万人を超え、国内5番目の大都市に成長した。

更に発展すべく世界有数の金融都市を目指し、中核エリアである再開発プロジェクトに、「天神ビックバン」「博多コネクティッド」の名前を付け、建物の高さ制限や容積のボーナスを与え、次々に建て替わるビルの完成が話題になっている。

支店経済で発達した福岡市だけに、受注側はスーパーゼネコンを筆頭に地元大手建設会社も名を連ね、更にそれに伴う商業施設やオフィスビル、ホテル、マンションの建設を目指し、九州各地から地場ゼネコンが進出して来たのは言うまでもない。

中には後継者がいない地元建設会社を探し、手っ取り早いМ&Ąで成功した会社もあるが、福岡支店を開設し下請け企業で苦労している企業も見受けられる。

建設業界も週休2日制の現場が増えており、深刻な人手不足は慢性化しているが、長崎県に本社のあるゼネコン福岡支店では現場管理なども見て見ぬふり、手抜きが横行し書類作成に至っては施主と同姓の三文判が堂々と勝手に押印され書類が提出されている始末だ。

建築士の資格がない者が設計した図面で工事が進められ、ミスが発生しても隠ぺいする有様で、本社には内緒で支店ぐるみの悪質な行為は、既に監督官庁である福岡県には告発書類が提出され、大きな問題に発展する可能性もある。

問題企業が建設した個人住宅においては、図面の仕様とは違う断熱材が使用されている噂も聞かれ、地元ではトップクラスとして名の通った企業だけに、福岡からの飛び火で大火事になりかねない様相が出て来た。