福岡1・2・3区自民党公認 [2012年3月29日14:18更新]

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27日に開かれた山崎拓氏の政経懇話会において、国会会期中の解散があれば、立候補を行なう含みを残したものの、多くの人が事実上の引退表明と受け止めていた。
体力、気力、能力は劣らなくとも年齢には勝てず、志半ばで引退する山崎拓氏の胸中は、残念の一言に尽きるだろう。 かつて福岡市の某社長が、「天下国家を論じさせたら、山崎拓の右に出るものは居ない」と言い、その直後に「しかし我が社の為には、何の役にも立たない」と、数十年前に聞いた言葉が鮮やかに甦って来た。

自民党内にあっては山崎派を創設、総選挙に落選しても派閥を維持してきた手腕は、多くの人が認めるところだが、かつて三太郎と呼ばれていた人々は、既に山崎拓氏の元を離れた。

山崎拓氏の周囲には、今でも現役で活躍している人も多いが、古い友人や支援者ほど年を取っており、いざ選挙になって陣頭指揮が取れる人はいないのが現状で、実際に活動できるような人は皆無と言って良いだろう。

今回の事実上引退で、福岡1・2・3区の自民党公認候補者の決定も、スピードが増すのは確実で、それぞれの思惑でもって動きも変わってくるだろう。

まだ体力と気力が充実しているというのであれば、早く後進に道を譲り、今後は山崎拓政治塾を創設し、政治を志す若者を集めて教育することで、新しい情熱を燃やして貰いたい。