昔はパクリ屋と呼ばれ、ありとあらゆる商品を詐取する専門家がいたものだが、最近は素人が平気で詐欺行為を行なうから騙される。
会社経営者は従業員の老後を考えて、企業年金基金を毎月積み立てていたら、年金の運用などまったくの素人が、年金基金に天下りをして、詐欺師の手先となって働いている。
年金基金の運用は希代の詐欺師に任せ、サラリーマンが老後を楽しみにしている年金の一部を、自分の老後を豊かに過ごすため、内側から高い給与で食っていた。
国会の答弁では詐欺師に責任を転嫁し、自分は被害者だと実にぬけぬけと答弁しているのを見て、本当の被害者であるサラリーマンは、どんな気持ちで居るのだろうか。
騙すつもりは無かった、これは詐欺師の常用文句だが、結果的には騙しただけでなく、自らは破格の報酬を受け取っていた。
社保庁は加入者の台帳作成から杜撰で、その処理に多額の税金を投入し、一方では豊富な資金で全国に立派な施設を建設したものの経営には無頓着で、赤字を非難されると通常では考えられない価格で売却したが、その時も多額の裏取引が行なわれていた。
今回のAIJの後始末にも、多額の税金が投入されようとしているが、何故国民は怒りを爆発させないのだろう。
この問題で橋下大阪市長は責任が無く、徹底的に口撃すれば来る総選挙で、大阪維新の会だけが議席を伸ばす可能性がある。こんな記事も読まれています