グローバルエナジージャパン~計画倒産か? [2014年4月2日22:19更新]

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時代の風に乗って太陽光発電システムで急成長し、メガソーラー発電所建設で知名度を高めることになった、旧ロハス電力改め、グローバルエナジージャパン(福岡市中央区)に、4月2日午後13時30分過ぎに訪問したところ、事務所に灯りは無く真っ暗で、カーテンの木漏れ日で机やテーブルの輪郭が分かる程度。

男性2名が暗闇の中で椅子に腰かけていたため、「なんで電気付けないのですか」と尋ねたところ、「私たちはリース会社の社員です。勝手に電気をつけたらまずいので、暗いのですが山之内社長を待っているところです。13時過ぎには出てこられるということでしたから、間もなく出社されるだろうと思います。」との返事。
3月末までは、既に2月末で解雇されたものの残務整理で居残っていた男性社員と女性が在籍していたが、4月からは誰も出社していないはずで、誰に玄関のカギを空けてもらったかまでは問うていない。
しかし昨年12月5日に代表が内田俊一郎氏から山之内博氏に交代して以降のあわただしい動きは、企業売却を表向きの理由とした計画倒産そのもの。

2月28日公表された本社移転先である東京都港区海岸1-2-20は、レンタルオフィスで常駐者はいない。
設計部や工務部が在籍していると言われていた諫早市の長崎支店も、既に社員はいない。
共創館8階の福岡事務所は、上述の通り誰もいない。

先月半ば、「もし倒産と言うことになれば負債総額はどのくらいですか」と山之内博社長に尋ねたところ、「誰にも迷惑を掛けていないから、倒産と言うことは無いのだが、第三者破産をかけられれば、10億円くらいかな」との返事だった。
諫早の建物に設定されている担保や銀行借り入れなどからみると、ほぼ妥当な金額。

内田俊一郎前代表にいかほどの資金が流れ、飲食店などに投資されたのか、今後精査されていくことになるだろう。