新会社設立~旧ロハス電力 [2014年5月23日11:34更新]

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5月14日に東京地裁より破産手続き開始決定となっていた、旧ロハス電力改め・グローバルエナジージャパン(東京都港区)は、新たな事業展開に取り組み始めたようだ。

昨年11月ころから急速に信用不安が増す原因となった飲食店「ハリウッドヒルズ」の経営と新規事業のため、HOLLYWOOD HILLS JAPAN㈱(福岡市中央区春吉3-5-7 代表内田俊一郎氏)を平成26年2月14日に、資本金5000万円で設立。
さらに、同社の大株主として、PARTY HOLDINGS㈱(福岡市博多区中洲2-7-21 代表濱邉義範氏)を平成26年4月18日に資本金9999万円で設立した。

この両社で何をするかというと、リチウム蓄電池と太陽光発電を組み合わせた、新しい商品を販売するようだ。
夜間の安い電気をリチウム蓄電池に貯めておき、昼にこの蓄電池の電気を消費し、太陽光発電システムで作った電気はそのまますべて売電するというもの。
旧ロハス電力メンバーが得意とした個人宅への訪問販売に回帰しようという考えで、実動部隊が所属する別法人を既に数社設立している模様。

ところで、永年にわたり企業調査に携わってきた経験からいくと、法人登記で事業目的が数多く記載されている場合、胡散臭さが先に立ち、取材に際しては充分に注意してかかってきた。
今回のハリウッドヒルズジャパンの事業目的は30項目。さらにパーティホールディングスに至っては、なんと59項目。
ホールディングスという性格上、目的が多いのは当然だと反論する向きもあるだろうが、普通ではない。

旧ロハス電力は刑事事件になる可能性が高くなっており、同社メンバーが顔をそろえている新会社も先行きは非常に不透明となってきた。