内閣改造 ~ できるかな? ~ その2

国と地方は違うというものの、東京都議会議員選挙の惨敗は自民党にとって痛手となり、安倍内閣の支持率は下がる一方で、ついに30%台を割り込み、危険レベルの20%台に突入した。

一方、安倍総理はスケジュール調整に苦慮しているようで、少々旗色が悪くなった7月23日が投開票日の仙台市長選挙は別にしても、翌24日には国会の閉会中審査が衆議院で開催され、さらに25日に参議院で開かれる予定で、加計学園問題について、安倍総理の口から国民に対して、さぞかし丁寧な説明がなされることだろうし、30日には菅官房長官のお膝元である、横浜市長選挙が投開票日を迎え、8月3日に内閣改造を発表することになっている。

だがマスコミは、稲田防衛大臣と山本地方厚生大臣の虚偽答弁を激しく追及することになりそうで、安倍総理を含む3人が果たして持ちこたえられるかどうか、雲行きが怪しくなってきた。

仙台市長選挙

奥山恵美子仙台市長の引退に伴い、新人4人が立候補している仙台市長選挙は、7月23日の投開票日を前に菅原裕典候補(57)と、郡和子候補(60)の2人が、ほかの2人を僅かながら抑え、激しい争いを続けているようだ。

惨敗した東京都議会議員選挙の後だけに、安倍政権にとっては負けられない選挙で、次々に自民党実力者を送り込んでいるが、菅官房長官が応援に入ったことが、逆に安倍総理に対する女性陣の反発を招き、票が郡和子候補に流れ始めているようで、菅原陣営は頭を痛めている。