国政選挙の世論調査~参院選福岡選挙区 [2016年5月30日05:28更新]

今年の初めから永田町に流れていた衆参同時選挙説は、衆議院の先生方を浮き足立たせていたが、4月14日と16日の熊本地震で一挙に吹っ飛び、救援活動が始まった。 ところが関係者の努力によって、九州新幹線や高速道路の復旧も早く、自民党支持率の回復を肌で感じるようになった、5月9日から衆参同日選挙説が再流れ出し、先生方も選挙事務所を真剣に探し始めた情報が次か次に入ってくるようになり、世間一般がにわかに騒々しくなった。 5月15日前後の世論調査によると、参議院の1人区では当初22人程度の当選を予測していたところ、予想を上回る数字が出たようで、衆議院を解散して議席を減らすよりも、当分の間解散せずに、現状を維持する案が盛り返し、解散説を吹き飛ばしたようだ。 ところで参議院選挙福岡選挙区は、比例候補の得票を伸ばすため、小選挙区に候補者を立てる政党もあり、立候補予定者は現在8人。 しかし実際に選挙運動を行なっているのは、自民党大家さとし候補に、民進党古賀ゆきひと候補、公明党高瀬ひろみ候補、そして日本共産党しばた雅子候補の合計4人。 この世論調査で集計された、それぞれの候補の得票率が明記されているが、仮に衆議院を解散せず、参議院選挙だけを行うと、選挙運動のやり方が大きく変わるため、上位4人の順位には変動があり、特に3番手と4番手の当選争いが熾烈となり、思わぬ落とし穴に落ちる候補者が出てくる可能性もある。