相次ぐ「次世代へのバトンタッチ」・衆院選 [2021年6月25日09:15更新]

自民党のベテラン議員の 次期衆議院選不出馬が続いている。

5月26日に、宮腰光寛元1億総活躍兼沖縄北方担当相(70歳8期、富山2区)が、保守分裂を回避して即断即決で不出馬を決めていた。

6月19日は、塩崎恭久元官房長官(70歳8期、衆院愛媛1区)が不出馬を表明、「重要な政策課題が一定程度、形ができ政治活動に一区切りついた」と言及するとともに、「次世代へのバトンタッチ」等の理由を挙げた。

そして昨日24日、冨岡勉元文部科学副大臣(72歳4期、比例九州)が 長崎1区からの立候補を見送ることを表明した。

3名共に 70歳台前半にして まだ早過ぎるという声もあるが、世代交代を図りたいという理由は共通している。

一方で、公認争いで注目されている選挙区では、原田義昭前環境大臣(76歳8期、福岡5区)や河村健夫元文部科学大臣(78歳10期、山口3区)のように、椅子にしがみつこうとしている政治家もいる。

自民党は 野党に比べ人材は豊富、その割に上が つかえており、若手に不満が燻っているのも事実だ。
80歳手前、そろそろ後進に譲って、やる気のある若手の後方支援をしようという気に ならないのだろうか。