公認を決めるのは地方から・自民党 [2021年5月18日17:32更新]

組織というものは、敵が強い時は一つにまとまるが、弱いと脆くなると言われる。
体たらくの野党を尻目に、自民党の地方組織が各地で揺れている。

徳島では、1区現職の後藤田正純氏を公認しないよう、県連が党本部に申し入れた。
また、高知県連は、前回衆院選で比例復活した山本有二氏ではなく、前高知県知事の尾﨑正直氏を擁立する方針を党本部に伝えている。

そして、福岡5区では 現職の原田義昭氏が出馬予定だが、自民県連や農政連など 多くの団体が 次期衆院選で 県議の栗原渉氏支持を表明している。

本来、小選挙区の代表は 地域のために働く人物になってほしいというのが 地域有権者の願いだ。
ある国会議員の場合、地域行事には小まめに顔は出すが、地元自治体の将来展望についての話は一度も聞いたことがない と地元県議が話す。

自民党の国会議員は現職優先、党本部が決めるとされている。
組織の規律を保つための一つの手法だろうが、「国会に行く代表者は 選挙ごとに 地方組織で決める」というのも 自然な考えだ。
地方組織が これまでの実績等で審査して、基準に満たない場合は公認願いを出さないという仕組みがあってもいいのでは。

自民党のことだが、日本の将来がかかっているので ついつい ボヤいてしまった。