ギニアビサウでは、中学校建設用地を手に入れることができました。以前紹介したネネが奔走してくれて、やっと契約にこぎ着けることができたのです。まちがいなく、彼の骨折りがなければできなかったことです。 いつも彼のことを心配しているのですが、今回も元気なネネに会えてホッとしました。それはそれでよかったのですが、彼は現地での責任者として、ソナック小学校の現状についていろいろと苦悩しているようです。 ソナック小の開校から丸5年経ち、先生たちはマンネリ化しているとのこと。確かに、当初の緊張感がちょっと薄れてきています。先生たちはネネにいろいろと注文をつけてきます。主に給料のことです。 でも自分たちはチュ―ル(法事)などいろいろと理由をつけて、数え切れないくらい遅れたり休んだりする。「昇給のことは検討する、欠けた時間は給料から引く」とネネは答えていました。彼が苦労していることを感じます。 「アフリカの大きな問題の1つはアフリカ人自身がアフリカを愛せないことだ」-こんな言葉を何度か聞いたことがあります。ギニアビサウを愛する心を持続できるよう、ネネをサポートしていきたいと思います。もちろん彼を信頼しつつ、です。 私自身も愛情が不信を凌駕できるよう、力を尽くしていかなければなりません。ネネ夫婦が、たとえ十分でないとしても、公的立場を最優先させて精一杯やっていることは疑いのない事実です。私達はそんな彼らを信じなければ・・。 彼らが失敗することもあるでしょう。それを叱る時、正す時、愛情が不信を凌駕できるようにするのです。ネネが苦悩しているなら、私も苦悩を避けるわけにはいきません。その問題は、感謝の心を持って超えていきたい。試練の時に喜びが持てるようにしたい。そう願っています。 来年の1月には中学校の建設開始を考えています。そうすれば10月には開校することができるでしょう。ギニアビサウに教育を根付かせる活動は、少しずつですが形になりつつあります。 同じアフリカのスーダンが無政府状態だというニュースを聞きました。ギニアビサウの平和が続きますように、アフリカに平和が訪れますように―そう祈りながら帰国の途に着きました。 <第9回へ続く>
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ギニアビサウからの手紙 第8回 【下】 [2008年9月2日09:08更新]
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