今回初参加のヒデコさんは、大きな働きをしてくれています。彼女は好奇心が強くて前向きで、肌の色や言葉の違いもほとんど関係ありません。 母親のいないある少年(13歳)の、心の様子を敏感にキャッチして、彼を可愛がってくれました。「うちの息子と同い年ね」とジュースをおごったり、クリオール語(現地語)と日本語を教えあったりしながら、この子の心に寄り添ってくれました。 2人は初対面なのに、1時間も2時間も話をすることができます。いったい何語で、どうやってしゃべっているのか、私には不思議でなりません。ヒデコさんはまた、活動の中で疲れたりイライラしている私に、にっこり笑いかけながら「馬場さん、行きましょうか」と励ましてくれました。 日本を出発する時は正直、<初めての方のお世話をする余裕があるかな・・>と思っていましたが、実際には私の方がヒデコさんに支えられ、助けられていたのです。 彼女とアフリカとの縁は、数年前にさかのぼります。アフリカへの支援物資を集めに来た人からもらった小さなチラシを、なぜか捨てずに持っていて、昨年ふと見てみたのだそうです。 「アフリカに行くこともできます」 記された電話番号は私の友人宅のもので、その友人が「6月にギニアビサウに行く」という私の言葉を思い出しヒデコさんと私をつないでくれました。 これが、ヒデコさんとの不思議で素敵な出会いです。 彼女はこんな感想を寄せてくれました。 「私がまず驚いたのはアフリカの女性が強いことす。『ギニアビサウの女は男の3倍働く』という言葉がありますが、それはウソ。5倍は働いています。井戸から汲み上げた水をたらいに入れこぼさないように頭に乗せて、背中には赤ん坊、手には荷物を持って歩いている。その姿が、私にはとてもたくましく見えました」 教育さえ受けられれば子どもたちの志を育てることができる。"勉強させられている"日本人と違って、ギニアビサウの子たちはろうそくの光でも懸命に勉強しています。エスペランサが建てた小学校は、本当に基礎の基礎なんだなあ、と思いました」 <【下】へ続く>
「私が子どもたちにいつも質問したのは『あなたの夢は何?』です。小学校に通い少しでも知識のある子どもは夢や希望を話すのですが、学校にも通えない子はこのままの生活をするというのです。
ギニアビサウからの手紙 第8回 【上】 [2008年9月1日08:27更新]
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