角打ちもグローバル化 [2015年10月7日09:10更新]

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 一昨日、医学生理学分野で大村智氏がノーベル賞を受賞し、昨日はノーベル物理学賞を梶田隆章氏が受賞したと報道され、またアメリカで開催されていたTTP会議では、各国の意見が大筋で合意したことも報じられ、グローバル化が進んでいることを肌で感じさせられた。
そして博多港には毎日のように大型客船が入港し、市内の免税ショップなどは外国人などで溢れ、また国際会議場の利用も他の都市を大きく引き離している。
福岡市中央区薬院六つ角近くにある木庭酒店は、数年前まではごく普通の酒屋さんだったが、経営者の子供が裏の倉庫を簡単に改装し、角打ちコーナーを始めた。
素人が手探りで始めただけに、簡単な材料にちょっとだけ手を加えた、つまみなどを用意しただけだったが、それが良かったのか会社帰りのサラリーマンやOL、若い自営業者が集うようになり、毎夜常連客を含め大勢の客で賑わっている

家族経営だけに手は足りず、客の前に小さなザルを置き、注文の品を出した時に勘定する、ダッチアカウント風の現金システムを取り入れたのが受けた様だ。
ワインなどは表の酒屋で買って、300円を払えば持ち込み自由で、全ての品が安いことが客を呼んでいるようだ。
そうした店に、最初誰が連れてきたのか定かでないが、中国、韓国、東南アジアの人たちに混じって、ヨーロッパやアメリカの白人が訪れ、角打ちの雰囲気を楽しみながら、ビールやワインを飲んでおり、今や角打ちのグローバル化に驚いた。