災害見舞 [2018年7月17日06:00更新]

西日本を中心に過去に無い規模で発生した「西日本集中豪雨」、知人宅も被災したとの連絡を受け、直ぐに見舞いに赴いたのは言うまでもない。
被災者宅が近づくにつれて、最初の言葉を何と言うか迷ったが、「災難でしたね」としか言えず、次の言葉が浮かばなかった。
幸いにも知人宅は床下浸水で終わり、「大きな被害はありません。でも避難所に居る時は家の事が心配で、心配で・・・」の言葉が印象に残った。
家の中には、これまで知人夫婦が生きて来た証とも言える家財道具が詰まっており、思い出の品々が多くあったと思う。
今回の災害で避難が遅れ、被災した方々の中には高齢者が多く、やはり避難であっても、家を離れることに躊躇があったのだろう、と思われる。
持参した水や食料品等を渡し、後片付けを手伝ったが、猛暑の中での作業はかなりの重労働で、熱中症対策も非常に重要だと肌で感じた。
このような状況下に、安倍首相が赤坂の議員宿舎で約50人の若手議員を集め、「赤坂自民亭」と銘打ち、持ち寄った日本酒などで杯を飲み交わしていた。
更には一部の議員が、集合写真などをツイッターに投稿、ネット上では批判の書き込みで炎上している。
「モリ・カケ問題」も与党内では終止符が打たれ、「総裁3選も間違いなし」の雰囲気が漂う中で、与党公明党からも「官邸は緩んでいる」などの批判が相次いでいる。
死者・行方不明者が200人を超える「西日本集中豪雨」、特に広域に渡る今回の災害では、政府の役割は非常に重要で、危機対応の緩みは国民の生命と財産を直撃することになる。