コンプラ違反・福大学長の釈明 [2019年9月5日18:47更新]

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弊社が3ヶ月前から報じてきた「若葉高校移転計画のコンプライアンス違反問題」であるが、9月3日の西日本新聞で、「山口学長が理事会の承認を経ず設計や地質調査を進めたことはコンプライアンス違反であった、との指摘を特別委員会から受けていた」と報じられた。

それを受けて、翌9月4日、大学のホームページにて、山口学長はここに至るまでの経緯を説明する文を掲載した。

文中で、「この問題を早期に収束させるべく、結果責任の一端として一定の責任を負う旨、理事会に申し出をいたしました。」とし、また、「関係者の皆様に、ご心配をおかけしていることについて深くお詫び申し上げます。」と締め括った。

この文面からは、既定路線に従ってやった結果起こってしまったということで、コンプライアンス違反を認めているようには見受けられず、お詫びについても「ご心配をおかけしていることについて」である。

コンプライアンス違反を指摘されている学長が釈明文を掲載するのは筋違いで、本来ならば、学校法人の理事長がコメントを発表するべきではないか。

基本的な社会の常識と思われるが、学者の先生と我々一般人にはズレがあるのだろうか。