二丈町教育長恐喝未遂で有罪判決 被告側は控訴の方針 [2008年3月21日16:57更新]

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福岡地方裁判所セクハラ行為を理由に二丈町の教育長を脅し現金を奪おうとしたとして、恐喝未遂罪で起訴された不動産業、藤原正男被告(58)に対する判決公判が21日、福岡地裁で開かれた。鈴木浩美裁判官は「藤原被告が他の共犯者と共謀し教育長を脅したことは明らか」などとして懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

藤原さんは捜査当局に「黒幕」とされながら「まったくの事実無根」と一貫して主張。また共犯として逮捕されたほかの2人(有罪が確定)も公判では「彼は無関係」と、捜査段階での供述を一変させていたが、鈴木裁判官は「共犯者の捜査段階での供述は信用できる」と述べた。

被告側は判決を不服として控訴する方針。



この裁判では、被告が「セクハラ行為に関する文書を関係者に渡した」と主張。これが事実かどうかをめぐって、いったん結審したにもかかわらず審理を再開し、RKB記者を極秘に証人として呼ぶなど異例の展開を見せていた。(=関連記事)  

判決によると、藤原さんは他の2人(同罪で有罪が確定)らと共謀し、06年8月末から9月にかけ、二丈町教育長に「不倫通告書」と題したセクハラ文書を送りつけるなどし、金を脅し取ろうとしたが失敗した。

鈴木裁判官は「捜査段階での供述は『警察から言われた』『推測があった』としているが、迫真性があり証拠とも矛盾しない」とした上で、「公判で一転させた共犯者の供述は信用できない」と、藤原さんらが共謀していたことの最大の根拠とした。

さらに被告が「恐喝行為があったとされる時期の前に、マスコミや県に文書を持っていった」としたことについては、「被告が最初に県の教育庁を訪れたのは9月4日(注:恐喝行為の後)であることは、メモ(=関連記事)からも明白」とした。

その一方で、RKB記者へ文書を渡したとして被告が「8月19日」と記していたメモ帳の信憑性については、一切言及しなかった。