「法律に怒り感じる」 飲酒運転の死亡事故 懲役2年判決 [2008年3月14日16:02更新]

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判決後、取材に応じる寺田さんの遺族造形作家の寺田太郎さん(46=当時)が死亡した交通事故で、酒を飲んで運転し寺田さんをはね死なせたとして自動車運転過失致死罪などに問われた無職堤義隆被告(34)に対する判決公判が14日午前、福岡地裁久留米支部であった。

長倉哲夫裁判官は堤被告に懲役2年(求刑同3年6カ月)の実刑判決を言い渡した。

閉廷後、 寺田さんの遺族からは「刑が軽すぎる。飲酒運転に甘い法律に、怒りを感じる」との声が上がった。



判決によると、堤被告は昨年12月14日夜、久留米市内の飲食店でビールや焼酎を飲んだ後、車を運転。翌15日午前1時ころ、徒歩で自宅へ帰る途中だった寺田さんをはねて死亡させた。

地裁久留米支部の長倉裁判官は判決理由について 「忘年会で酒を飲んだ上、別の店に行こうとした安易な行動、さらにわき見運転をした結果の事故で責任は重大。寺田さんは造形作家として評価が高まり、新たにアトリエを開くなどこれからの活躍が期待された矢先の事故だった。被害者の無念さ、残された遺族の怒り・精神的苦痛は察するに余りある」などとした。

 

判決を受け、ある遺族は「飲酒運転をしてはいけないのはわかっていること。その結果人の命を奪っておいて、たった2年とは…。甘すぎる法律に怒りを覚える」と涙ながらに語った。

また別の遺族は「(懲役2年という判決結果については)法律がそうだから仕方ないのかもしれない。だが、例えば飲酒運転をしたら即免許を取上げるとか、罰則を厳しくしない限り同じような悲劇が繰り返される」と話した。 

 

 遺作展を開催

寺田太郎さん(瀬下黄太氏提供)寺田さんは鉄を使った造形作家として知られ、昨年には佐賀県吉野ヶ里町にアトリエを開設。福岡市・山王マンションのリノベーションを手がけるなど、活躍していた。

遺族ら関係者によって、寺田さんの遺作展が今月20日から開催される。

(場所) AMPギャラリー
      佐賀県神埼郡吉野ヶ里町松隈1257-1
(時間) 11:00~18:00
(期間) 3月20日(春分の日)~4月20日(日)
(料金) 無料

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