2~4人程度の集団が窓ガラスなどを突然破り一般家庭に侵入、住民である高齢者や女性を縛り暴行を行った上で金銭を奪う事件が関東を中心に頻発している。
中には家人が死亡する事件も起こっており、警察も合同捜査本部を設置して対応に当たっているが、実行犯やリクルーター、回収係などの逮捕はするも、指示役などトップにまでは行き着いておらず、他人名義の携帯電話及び特殊なアプリを使った事件の複雑さが捜査を混迷させている。
関東で起こった事件では、逮捕された犯人が筑豊ナンバーの車で現地まで行っており、現在ではトクリュウ組織は全国に存在していると思われる。
福岡県内でも先月、早良区百道地区で不審な電話会社を名乗る男が住宅を訪問、在宅時間や家族構成を聞きまわっていた。
今月に入ると、城南区でも給湯器の検査業者を名乗る男が一般家庭を訪問している。
家にいた高齢者は日頃からニュースを見ており、家族でも防犯意識を共有していたが、やはり突然の訪問では対処が難しく、思わず敷地内に入れてしまった。
幸いにして屋内は拒否出来た模様であるが、何かを探っている様子で住民は恐怖を感じている。
警察も防犯対策を推奨しているが、やはり大手警備会社では年間コストが高額になり、市販の防犯グッズも高齢者には判り難い。
警察がトクリュウ組織の壊滅をしてくれることが一番であるが、先に述べたように複雑な犯罪組織構造もあり時間はまだまだ掛かると思われ、家族はもちろん、市議会議員などを巻き込んで地域での防犯対策や見回りなど新たな取り組みも必要となるだろう。
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