【お耳拝借!】笑わす門には福来る [2008年10月14日10:13更新]

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笑リンピックより ヒーリングライター 米盛智恵子(08年9月号掲載)

米盛智恵子氏

ヒーリングライターって何だと思う方がおられるでしょう。ある時「文字を笑わせてみたらどうか」と、遊び半分で漢字を書いてみたんです。そうしたら「何かいい!」。気が付くとヒーリングライターになっていたんですね。

ヒーリングライターというのは世界に私1人です。自分で名付けたんだから当然なんですけどね。



それ以降、特に宣伝もしてないのにどんどん人とのつながりが増えていったんです。どうしてかな、と考えてみたんですが、文字で相手を笑わせたからなんですね。心を喜ばせる笑い、はっとさせる笑い。それが「困ったね」ということを「良かっ種(たね)」に"品種快良"するんです。

人にサインを求めると普通は自分の名前を書きますよね。私は違って、相手の名前を書くんです。文字を「笑わせて」書くとそれを見てみなさんが笑顔になるんです。中には「これまでは自分の名前を嫌いだったけど、なんだかとても好きになりました」という人も。でも私がしたことは文字で笑わせただけなんです。 

教育は"嬉与育"

私には4人の子どもがいて、「こんなお利口さんはいない」「こんないい子は世界中ほかにいない」と言って育てました。「ほめまくりの術」「思い込ませの術」と呼んでるんですけど。

特に長男は、ほめるとすぐその気になる性格で。ある時「字が上手だねえ」とほめたんです。そうすると次の日から書道教室に通い始めました。

長男は言うんです。「おだてられているのは分かってるが、それでも気持ちがいいんだよね」

高校受験の前には子どもたちを、行きたい高校の門の前まで連れて行って「ここがあんたが入る学校なんだよ」。自分にとって良い状況、良い結果を思い込ませるんですね。おかげでみんな志望校に合格することができました。

教育は"嬉与育"、喜びや嬉しさを与えれば子どもはちゃんと育つんです。たとえテストで0点だったとしても叱ったりするのではなく「よかったね、これから成績を上げていく楽しみができたね」。こんな言葉を掛けていたら、ぐれるなんてことはありませんよね。うちの子もみんな立派な大人に成長してくれました。 

人の言葉が持つ力

こんな私ですけれど、育った家庭というのは、実はすごく暗かったんです。姑さんがいつも母の悪口を言って関係が悪かった。

ところがあるとき、姑さんが母に言ったんです。「これまでのことを許してほしい。私自身が以前同じ目にあったから、自分もついしてしまった」。それから見る見るうちに母の表情が変わったんです。明るく元気になって。私は思いました、「人の言葉の力ってすごいんだなー」って。

あなたの笑顔は他人のもの

言葉には暗示の力があるんです。前向きで明るい言葉で"人間歓係"が作れるんですね。

みなさん、自分の笑顔を見たことがありますか?鏡の前で作った表情は、本当の笑顔ではありませんよね。自分の本当の笑顔は、他人しか見たことがないんです。みなさんの笑顔は自分のものではない、他人のものなんです。

ですから、いつも笑顔でいれば周りも楽しくなって笑顔が生まれ、さらにそれが人との新しいつながりを生み出すんですね。セールスマンの人であれば"笑倍繁盛"間違いなしです。

発想を転換するだけで笑いが生まれるんです。片足をねんざした人がいたとしましょう。「大変だったね」ではなくて「よかったね、片足だけで」。「困ったね」を「良かっ種」に変えるのは前向きな言葉と良い状況を想像して思い込むこと、つまり"脳転喜"です。

みなさんも"楽転家"になってどんどん笑って、笑わせてくださいね。笑う門には福来るではなく、「笑わす門には福来る」です。

米盛さんの作品【米盛 智恵子】<よねもり・ちえこ>
1953年、沖縄県石垣市生(55歳) 那覇市在住
78年、琉球大教育学部養護課程卒
02年、「良かっ種」会を発足 
03年からヒーリングライターとして個展、講演会など全国で活動

【笑リンピック】
08年8月8日、「ハッハッハ」の日にちなみ福岡市で開催されたイベント。NPO法人「博多笑い塾」主催。

★記事は、講演を元にあらためて取材・再構成したものです<随時掲載>