福岡1区~三つ巴の戦い [2014年12月1日20:47更新]

~12月1日午後5時2次公認発表なし~

明日は公示だと言うのに夕方5時になっても、福岡1区の自民党公認は発表されず、井上貴博候補者も新開ゆうじ候補者も、胃が痛む思いで自民党本部の発表を待っていることだろう。

前回の自民党公認で出馬した、井上貴博候補者は10万票に近い票を獲得し、見事当選した実績を持っているが、今回新開ゆうじ氏が出馬して票を掘り起こしても、過去の実績から考え自民党票は、最大12万票ではなかろうか。

自民党の推薦を受け、井上貴博候補と、新開ゆうじ候補の2人が立候補して、仮に12万票を6対4で分割すると、6割の票を獲得した方でも7万2000票にしかならない計算だ。

一方、民主党候補の山本剛正氏は、マスコミでも取り上げられたように、福岡の11小選挙区の中でも自民党が圧倒的に強い8区から4区に鞍替え、さらに維新と民主の選挙協力により、急遽1区に鞍替えさせられただけに、同情票も入るだろう。

過去には民主党の松本龍氏が、12万票を超える票を獲得した経緯もあり、また山本剛正候補の夫人は参議院全国区の、歯科医師西村まさみ議員だけに、仮に8万票を獲得すれば当選する事になる。

麻生・古賀両氏の面子を賭けた戦いに巻き込まれた2人を、自民党は公認せずに推薦だけで戦わせ、勝った方を自民党議員にすれば良いと、自民党本部は考えているようだが、間隙をぬって民主党候補が漁夫の利で当選の可能性も出てきて、三つ巴の面白い選挙区になって来た。