本来、今年の12月9日付けで任期満了を迎える沖縄県知事選だが、ここにきて大きな動きが出て来た様で、沖縄県は本土とは違い統一地方選が今年に実施され、第1号が9月8日投開票の宜野湾市長選挙を皮切りに始まるが、その沖縄統一地方選前の8月に知事選が実施されるとの情報が政府与党筋から飛び込んできた。
現知事の翁長雄志氏(67)が2期目の出馬を表明しないのは、闘病の為に任期満了前に辞職するのではないか、などと東京周辺で噂が広がっている。
自民党本部は4、5人に候補を絞り、人選を始めているが、今のところ、宜野湾市長の佐喜真淳氏(53)が有力視されているようだ。
この背景には自民党中央の力学が大きく働いているように思われる。その力学の求心力である安倍首相は9月の自民党総裁選の三選に意欲を見せているが、実績では「外交の安倍」しか見当たらないとの声も自民党の身内からも囁かれている事もあって、新潟県知事選で自公連立が担いだ候補が辛勝したのを受け、沖縄県知事選でも自公連立候補の勝利で、総裁選に拍車をかけたいとの思惑が、そこには見え隠れする。
続きを読む