福岡市議会の最大会派・自民党市議団は、20日に開催予定の臨時議会で実施される議長選挙に、城南区選出の阿部真之助議員(55)を擁立することに決定した。
会派18名から候補者を1本化するため、7日夜に会議が開催され、3名が手を挙げた。
投票の結果、僅差で阿部氏が選ばれ、議長選挙には公明党市議団も同調するとみられており、阿部氏が議長に選出されることがほぼ確実となった。
自民党市議団は、本来であれば高島市長を支える与党の立場だが、福岡空港の新運営会社への出資問題やロープウエー構想などで対立、更に今回の福岡市議選では、自民党の現職候補が当選を危ぶまれた激戦区に、高島市長が直前に新人をぶつけてくる暴挙もあった。
結果的に現職候補が勝ち残り、新人は落選、関係悪化に歯止めが掛からない状態だ。
今後の議会運営は、高島市長に近い公明党市議団や、自民系の福岡令和会と自民党新福岡との折り合いをつける必要もあり、新議長阿部氏の手腕に多くの注目が集まるだろう。
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福岡市議会・新議長に阿部氏内定
福岡市議会・「福岡令和会」誕生
4月7日に行われた福岡市議会議員選挙で、62人の市議会議員が新たに誕生した。
選挙前に「みらい無所属の会」へ天野浩議員(西区選出)が参加し、同会は4人の市議会議員で構成され、会長に国分徳彦議員が就任していた。
今回の選挙で各議員が当選証書を受け取った後に、橋田和義議員(中央区選出)と堀本和歌子議員(博多区選出)の2人が新たに加わり、総勢6名の議員で、新会派「福岡令和会」として発足したようだ。
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