不公平な表記を改めよ!

民放のテレビ局のニュースで、「日本の未来を占う重要な選挙」として 選挙区の立候補者が紹介されていたが、複数の新人候補が「諸派 〇〇氏」と呼ばれ 政党名は読み上げられなかった。

番組中 諸派についての説明はなく、目の不自由な方が聞いたら 同じ政党のようにに聞こえてしまうだろう。
これは新聞も同じで、今日の地元紙朝刊でも各候補の政策比較が掲載されているが、ここでも諸派新人として扱われていた。

諸派とは「規模の小さい政党や政治団体」の呼称であるが、議席を目指していることに変わりはなく、規模の大小は関係ない。
各候補者は立候補届出書に 自らの政党名を記入し、同じ300万円の供託金を支払って立候補しているのに、公平な報道と言えるだろうか。

公選法には「① 国会議員5人以上」「② 直近の衆院選か参院選で 2%以上得票」のいずれかの要件を満たした政治団体を「政党」とする規定があり、メディアはこの規定に従っている。
だが、これは 政党交付金の支給基準等のためである。

そもそも 画一的な定義はなく、政党として扱うか、諸派として一括りにするかは 各メディアの判断によるもので、実際 NHK産経新聞は 他社が諸派と表記している候補者を 各政党名で記載している。

メディアが選挙期間中、その報道の仕方で候補者に不利益を与えることがあってはならず、早急に表記を改めるべきである。

見つければ幸せ、パーフェクト掲示板

参議院議員選挙、ここ福岡選挙区内には、8929箇所の掲示板があり、その全部に選挙ポスターを貼るには相当な組織力と資金力が必要となる。

その掲示板だが、2番・4番・6番にポスターが貼られていないのを目にした方も多いのではなかろうか。

それは政党要件を満たさない、いわゆる諸派と言われる少数政党の候補者の番号である。しかし、各陣営、全く貼らないというわけではなく、貼る努力はしているようだ。

15日の夜、福岡市西区のある場所で、全候補者9人分貼ってあるパーフェクト掲示板を偶然に発見した。
これは奇跡と言っても過言ではない。
その日は満たされた気分になった。



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