植木氏が福岡市長選から撤退へ [2010年11月9日12:34更新]

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選挙戦から撤退する植木とみ子氏福岡市長選(14日投開票)に立候補していた元市幹部、植木とみ子氏(写真)の陣営が、選挙戦から撤退する意向であることが9日、分かった。近く正式に発表する。

資金面などの問題から陣営内や支持者から「撤退するべき」との声が燻っていたことはすでに本紙が報じていた。投票日まであとわずか5日、すでに期日前投票も行われており、このタイミングでの選挙戦からの撤退は極めて異例だ。



 

8月に正式に出馬表明した植木氏は、自民党などの保守系会派に推薦願を出したものの叶わず、資金面などで厳しい活動を強いられていた。また、一部支持者に離反が相次いだことなどから、選対幹部や修猷館OB会関係者から「撤退するべきではないか」との声が上がっていた。

だが先月末、選対会議で出馬することを最終的に決定。陣営関係者からは「行くも地獄、退くも地獄とはまさにこのこと」との声が漏れた。

選挙戦は現職の吉田宏市長と、自民が擁立した新人・高島宗一郎氏が大接戦を展開。この2人を元佐賀市長・木下敏之氏が激しく追い上げている。