福岡県議会~議長の行方 [2016年10月31日03:09更新]

福岡6区の補欠選挙は、自民党福岡県議43名が懸命な選挙運動を行なったが、蔵内謙候補は野党候補の半分、2万2253票しか獲得できず、落選した。

ところで、自民党県議団43名が最大会派の福岡県議会は、4年間の任期中、1年交代で議長を務めるのが不文律となっており、昨年4月の統一選挙で当選した、小郡市選出の井上忠敏氏が1年目の議長に就任し、2年目となる今年4月からは若松区選出の中尾正幸氏が就いており、来年4月からの次なる議長は、登竜門といわれている議会運営委員会委員長の南区選出、樋口明氏の就任が濃厚といわれている。

その次、4年目を深読みしてみると、現在3人の候補議員が競っており、一番有力なのは大野城選出の井上順吾氏で、その次が目下県議会で脚光を浴びている、粕屋郡選出の吉松源昭氏で、3番手が飯塚嘉穂郡選出の4期生、江藤秀之氏。

ところで、小川知事を追及し、技量を試されている吉松源昭県議だが、マスコミの評価は厳しく、父親の素行などが取り沙汰されており、個人情報保護が叫ばれても、ネット社会では省みられることがなくなっているためで、成り行き次第では議長の目が消える可能性も出てきたようだ。